練習場に通い詰め、一生懸命ボールを打っているのになかなか上達しない。「そんな方は、練習のやり方が間違っているのかもしれません」というのは関東在住匿名5下シングル氏。上手くなる練習・上手くならない練習の違いについて教えてもらった。

練習をしてもなかなか上手くならない、という人がいます。ちなみにかつての私もまさにこのタイプでしたが、このようなタイプのゴルファーにはひとつの共通点があります。それは、練習場でフルショットの練習ばかりしている、ということです。いわば、飛ばす練習をしている。

画像: 上達に直結する練習って、どんな練習?

上達に直結する練習って、どんな練習?

しかし、実際は、スコアメークの上ではマックスの飛距離を出すことよりも、距離をコントロールして自分の打ちたい方向や場所に置くほうがはるかに大事です。マックスの飛距離を出す練習は、スコアに結びつきません。これが、練習をしても上手くならない、ということの真実。プロ野球の投手でいえばストレートしか練習しない、サッカー選手ならシュートの練習しかしないイメージでしょうか。それも必要な技術だけれども、それだけでは試合は成立しないですよね。

さて、ではどんな練習をすればいいのでしょうか。先日とある有名アマチュアゴルファーに聞いた話ですが、彼は7番と9番で100ヤードを打つ練習ばっかりしているのだそうです。ウェッジで打てばいいのでは? とつい思ってしまいますが、ご本人いわく、このふたつのショットは「これがないとゴルフにならないくらい使ってる」のだそうです。これはちょっと私でも理解できないくらいレベルの高い話ですが、このような練習をし、このような球筋を習得することがスコアメークにつながるのです。

私なりにちょっとアレンジして、70台、80台でプレーしたいという方にオススメしたいのが、ピッチングウェッジで100ヤードきっかりを打つ練習です。30〜50代のゴルファーだと、ピッチングウェッジだと110〜120ヤードくらいを打つ人が多いかと思いますが、ちょっと飛距離を落とし、100ヤードをきっちり打つんです。

力感をコントロールし、ゆるまず振り切った上で、距離を10%くらい落とす。慣れてきたら、100ヤードの看板のワンピン、右、左を狙ってみる。これはものすごくいい練習になります。距離をコントロールする感覚が身につくのはもちろん、たとえば50度前後のウェッジのフルショットで100ヤードを打つよりも左へのミスが出にくく、高さが抑えられてラインを出しやすく、スピンもかかり過ぎないなど、“使える”球筋も手に入れることができるからです。

ゴルフを上手くなりたい! そう思うすべての方にオススメしたい練習です。ぜひ、試してみてください!

画像: 地面と平行ドリル・完 youtu.be

地面と平行ドリル・完

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.