クラブの飛距離を考えて、ティマーカーから5ヤード後ろからティショットを打つことにしたところ、同伴者から指摘されてしまった。これって、ルール違反になるの?
パー3のティイングエリア。「今日は手前にピンが切ってあるわ」「なんだか嫌な位置ね……」
「ピンまで130ヤードだけれど、私の7番の飛距離は135ヤードで、8番は125ヤード……」。あ、そうだ!!
「ティマーカーから、5ヤード後ろに離れて打てば、ちょうどいいわね」
ティマーカーから5ヤード後ろにティアップして打つとどうなる?
ピンまでの距離が130ヤードに対し、自分の7番アイアンの飛距離が135ヤード、8番が125ヤードのため、7番と8番のどちらを使うか悩んだ結果、補足して5ヤード後ろから7番で打つことにした。しかしそれを見た同伴者から、「そのままだとルール違反になるわよ」と指摘されてしまった。
正解は、「2打罰で打ち直し」。
ティイングエリアとは2つのティマーカーの外側を結び、後方2クラブレングスの長方形のエリア(定義)で、5ヤードは2クラブレングス以上になる。また、ティイングエリアの外からプレーした場合、球はインプレーではなく、プレーヤーは2打罰を受け、正しいティイングエリアから打ち直さなければならない(規則6・1b)。
週刊ゴルフダイジェスト2/2号「ゴルルとルール2021」より。監修・小山混、撮影・姉崎正