ウッド類は「SIM2」、アイアンはプロトタイプの「P7TF」
米テーラーメイドが欧州ツアー通算5勝のトミー・フリートウッドと複数年契約を発表した。
昨年末の段階で米テーラーメイドは公式SNSに「チームへようこそ、トミー・フリートウッド!」という文言とともに動画も公開していたり、同じくSNSに投稿された、契約選手たちがサンタ帽を被って勢ぞろいしたクリスマスカードにもフリートウッドの姿があったことから、契約は半ば公然の事実となっていたが、この度正式に発表の運びとなったわけだ。
そんなテーラーメイドと言えば、先日2021年最新モデル「SIM2」シリーズがお披露目したばかり。契約発表に合わせて公開されたフリートウッドの最新クラブセッティングは以下のようになっている。
【トミー・フリートウッドのクラブセッティング】
1W:SIM2(10.5度、ディアマナDF 70 TX)
ロケット3W:SIM2(13.5度、ディアマナDF 70TX)
5W:SIM2(18.5度、ディアマナDF 80TX)
3I~PW:P7TFプロト(プロジェクトX 6.5)
ボール:TP5X (2021) #19
ドライバーは3モデルあるが、フリートウッドが採用したのはSIM2。SIM2フェアウェイウッドの「ロケット3」は日本未発表の番手で、通常の3番がロフト15度なのに対し、さらに立たせた13.5度となっている。
また、アイアンの「P7TFプロト」はタイガー・ウッズ仕様の「P7TW」と同様に、フリートウッドの名を冠し、好みを反映したモデルであると思われる。
そもそも契約以前から、かつてタイガーがバッグに入れていたナイキ「VRプロブレード」アイアンを、ナイキのクラブ事業撤退後も愛用し続けていたフリートウッド。タイガーと同じく「P7」シリーズをベースにしたアイアンを使用するのは納得の選択と言える。
そしてボールはTP5Xボールの2021年モデルを使用。ウェッジとパターについては引き続きテスト中とのことだ。
テーラーメイドチームの一員となり、PGAツアー初勝利を目指すフリートウッド。まずは今週末の「ザ・アメリカンエキスプレス」での活躍に注目だ。