現在開催中のPGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」に参戦するブルックス・ケプカ。クラブ契約フリーのメジャー男が2021年を戦うアイアンとして選んだのは、スリクソンZX7だった。
ブルックス・ケプカと言えば海外メジャーに滅法強いことで知られているが、同時にクラブ契約フリーであることも有名だ。
そんなケプカのクラブセッティングにも、短いオフシーズンの間に変化が。ケプカの2021年デビュー戦となる「ザ・アメリカンエキスプレス」に、なんとスリクソン「ZX7」アイアンを投入したのだ。
ケプカのアイアンと言えば、ミズノのJPXシリーズ。2016年当時、契約を結んでいたナイキのクラブ事業撤退以来の付き合いで、2017年以降「JPX900ツアー」を愛用。
その後、後継機である「JPX919ツアー」もバッグインし、昨年のマスターズでも使用。ケプカの活躍によって、2019年当時国外展開のみだったJPX919ツアーが、限定モデルとして日本でも販売されたほどだ。
ケプカが採用を決めたスリクソンZX7はダンロップのプロモデルで昨秋発売のモデル。軟鉄鍛造の“ツアーキャビティアイアン”。これをJPX919ツアーを比較してみると、キャビティ形状である点は同じだが、ロフトは前者が7番で32度、後者が7番で34度。あくまでも日本モデルのカタログスペック上はだが、ややロフトが立ったモデルへのチェンジとなっている。
昨年はヒザの故障の影響もあり成績が振るわないシーズンとなったケプカだが、スリクソンアイアンを武器に復調はなるか、注目だ。