ダンロップゴルフのスリクソンZXと言えば、昨年から松山英樹がドライバーをバッグインしたことでも注目を集めたシリーズ。
アイアンに関しても、「ZX5」と「ZX7」がラインナップされており、このうちZX7はクラブ契約フリーで戦うPGAツアートッププロの一人、ブルックス・ケプカが今年から使用を始めたことでも話題となった。
そんなZXシリーズのアイアンに新たなラインナップ、「ZX4」が追加されることが本日発表された。
![画像: ダンロップゴルフ「スリクソンZX4アイアン」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2021/01/27/daf01571416a692066eeff64d548e4cc647af1c2_xlarge.jpg)
ダンロップゴルフ「スリクソンZX4アイアン」
もともと既存の2モデル、ZX5には高初速性能からなる飛距離、ZX7は操作性と、それぞれ性格付けがなされていたが、新たに発表されたZX4はZX5よりもさらに飛距離性能や寛容性を重視した仕上がりになっている。
中空構造を採用し、トウ側にウェートを配して低・深重心化。ソールも既存モデルよりやや広めに設計されている。その一方でもZX5、ZX7のトップラインの厚みが6ミリだったのに対し、ZX4は7ミリ。既存モデルから厚くなり過ぎてはいないことから、寛容性を求めつつシャープな見た目もキープしていることが伺える。
![画像: スリクソンZX4アイアンは中空構造を採用し、飛距離性能や寛容性を高めている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2021/01/27/23548c83f8b5b43f2609b1b2dd0a5f17fd4990d4_xlarge.jpg)
スリクソンZX4アイアンは中空構造を採用し、飛距離性能や寛容性を高めている
ロフト設定もZX7が7番で32度、ZX5が31度なのに対し、ZX4は28.5度と既存モデルよりストロングロフトだ。
![画像: ZX5に採用されたフェーステクノロジー「メインフレーム」はZX4でも引き続き採用されている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2021/01/27/bab82a4634abaa9fbbd9ce1455fdf3edf7900362_xlarge.jpg)
ZX5に採用されたフェーステクノロジー「メインフレーム」はZX4でも引き続き採用されている
スペックを一通りおさらいすると、ロフトは前述の通り7番で28.5度。純正シャフトはカーボンの「ディアマナ ZX for IRON」で、重量は約63グラム(Sフレックスの場合)。硬さはS、SRから選べる。カスタムシャフトは「N.S.プロ 950GH ネオ」と「N.S.プロ ゼロス 8」がラインナップされており、硬さはS、Rから選べる(Rは特注生産)。
番手は4番からSWまでラインナップされており、純正シャフト装着モデルの5番からPWまでの6本セットの価格は13万8000円(税抜)。4番、AW、SWはそれぞれ単品販売で、こちらは純正シャフト装着モデルで1本2万3000円(税抜)。発売日は3月20日の予定だ。
既存2モデルよりもさらに飛距離や寛容性を求め、アマチュアにとってはさらに手に取りやすい性能となったZX4。ダンロップのやさしいアイアンといえば「ゼクシオ」シリーズもあるが、ZX4はそれよりもシャープ。シャープでやさしく、飛距離も出る。“かゆいところに手が届く”性能、といったところだろうか。