前大会米国キャプテン、タイガー・ウッズからラブ3世への手紙も
2020年に開催が予定されている「プレジデンツカップ」の米国チームキャプテンに、デービス・ラブ3世の就任が決まった。
プレジデンツカップ公式SNSではニューキャプテンの発表に合わせ、2019年開催大会で米国チームを勝利に導いた前キャプテン、タイガー・ウッズからの手紙で激励の言葉を送り、それをラブ3世が読み上げる動画も公開されている。
そもそもプレジデンツカップは2年に1度開催されるツアー外競技。米国出身の選手で構成される選抜チームと、欧州出身以外の選手を集めた世界選抜チームによる対抗戦となっていて、通常のトーナメントとは異なりマッチ―プレー形式で両陣営が雌雄を決する。
もちろんそのチームを率いるキャプテンに選ばれるのは、選手にとっても大きい意味を持つ。前大会キャプテンのタイガーも手紙の中で「私のキャリアの中でもっとも記憶に残る瞬間の一つ」「若い選手たちと個人レベルで交流し、コース上で彼らの成功を見守ることができたのはとても特別なことでした」と語っている。
とくに自身の出身地であるノースカロライナ州シャーロットに位置するクエイル・ホロー・クラブで開催される2022年大会のキャプテンに選ばれたラブ3世にとっては、その喜びもひとしお。プレジデンツカップ公式サイトで、こうコメントを残している。
「タイガーから、私にとってとても大切な場所であるシャーロットで2022年のアメリカチームキャプテンになれるという手紙を受け取ったときは、言葉にできないほどの感動に圧倒されました。(中略)来年9月にアメリカのトッププレーヤーたちを率いてクエイル・ホロー・クラブに行けることに興奮しています」(ラブ3世)
そしてキャプテンの座を退いたタイガー自身はというと、「(ラブ3世率いる)米国選抜チームに入り、米国の勝利を助けることに集中したい」と語っており、出場への意欲は高そうだ。
ちなみに米国チームと相対する世界選抜チームのキャプテンは、2008年のマスターズを制したトレバー・イメルマン。両陣営のチームメンバーはまだ決まっていないが、日本の松山英樹は2013年の同大会に出場以来4大会連続で世界選抜チーム入りを果たしていることから、2022年大会でも最有力候補と言って良いだろう。開催自体はまだまだ先の話ではあるが、楽しみに待ちたいところだ。