本日情報が発表されたコブラゴルフの2021年ニューモデル「キング ラッドスピード」シリーズ。米国ほか海外では先んじて公開されていたが、これで日本での発売も正式に決定した。
ドライバーに関しては「キング ラッドスピード」「キング ラッドスピードXB」、「キング ラッドスピードXD」の3モデルをラインナップ。
3モデル共通の新たなテクノロジーは、モデル名の由来にもなっている「ラジアルウェイティング」。それぞれのモデルのソール部には3～4つのウェートが搭載されており、それらのウェートを重心位置に対して適切に配置することで、高初速、高打ち出しかつ低スピンを実現しつつ、寛容性も高めることに成功したのだそう。また、モデルごとにウェート重量の配分を変えることでそれぞれのモデルの性格付けもなされている。
操作性重視の「キング ラッドスピード」
モデル別に見ていこう。スタンダードモデルであるキング ラッドスピードは、操作性重視のモデル。ヘッド体積は460ccながらコンパクトに見えるヘッド形状だという。
コブラゴルフ「キング ラッドスピードドライバー」
ウェートはフェース寄りの比重を高くし、ボール初速、低スピン性能を高めるような配置が成されている。具体的な内訳として、ソール前方には16グラムの固定ウェートと8グラムの着脱可能なウェート、計24グラム。ソール後方には安定性を高めるために合計10グラム（うち8グラムは固定、2グラムは着脱可能）といった具合だ。
ヘッド体積は前述の通り460cc。ロフトは9度、10.5度の設定で、プラスマイナス1.5度までネック調整機能で調整可能。
純正シャフト「オリジナルスピーダーEVO for ラッドスピード」（S、SR、R）と「オリジナルツアーAD for ラッドスピード」（S、SR）の2種。カスタムシャフトは「スピーダー661エボリューションⅦ」、「ツアーAD HD-6」、「ディアマナ TB 60」から選ぶことができ、すべて60グラム台のSフレックスとなっている。価格は純正シャフト装着モデルが6万5000円（税抜）。カスタムシャフト装着モデルが8万円（税抜）。発売日は4月9日の予定だ。
寛容性と直進性を高めた「キング ラッドスピードXB」
キング ラッドスピードXBはミスヒットへの強さと弾道の直進性を高めたモデル。ヘッド体積はキング ラッドスピードと同じく460ccだが、XBは安心感を与えるようなヘッド形状が採用されている。
コブラゴルフ「キング ラッドスピードXBドライバー」
キング ラッドスピードXBは高弾道かつ飛距離性能を実現するために、ウェートの重量配分はソール後方の比重が高め。ソール前方に合計8グラムの固定ウェート、ソール後方には合計20グラム（うち14グラムは固定、6グラムは着脱可能）が配置されている。
ヘッド体積は前述の通り460cc。ロフトは9度、10.5度、12度の設定（うち12度はカスタムオーダー対応のみ）で、プラスマイナス1.5度までネック調整機能で調整可能。
純正シャフト、カスタムシャフトのラインナップはすべてキング ラッドスピードと同じ構成。価格、発売日についても同様だ。
つかまり性能をさらに高めた「キング ラッドスピードXD」
3つめのモデル「キング ラッドスピードXD」は、スライサー向けのモデル。安心感のあるヘッド形状を採用し、ミスヒットへの強さと安定性を重視している点はキング ラッドスピードXBと同様だが、最大の違いはウェート位置。
コブラゴルフ「キング ラッドスピードXDドライバー」
ソール前方に合計8グラムの固定ウェート、ソール後方に合計14グラム（うち8グラムが固定、6グラムが着脱可能）のウェートを置き、さらにソール後方ヒール側にも10グラムの固定ウェートを配置。これによってスライスを抑制し、つかまり性能を高められているという。
ヘッド体積は460ccで、ロフトは10.5度、12度の設定。純正シャフトは「オリジナルスピーダーEVO for ラッドスピード」（S、SR、R）で、カスタムシャフトはラインナップされていない。価格は6万5000円（税抜）、発売日は他2モデルと同じく4月9日の予定だ。
ニューモデルはテーラーメイドのSIM2、キャロウェイの新しいエピックが早くも話題を集めており、昨年発表のピンのG425、タイトリストTSiシリーズも好評。コブラのニューモデルの登場で、その争いはさらに激化しそうだ。
