PGAツアー、欧州ツアーの双方で活躍するジャスティン・ローズ。現在はクラブ契約フリーの身で戦っているローズが、現在開幕中の欧州ツアー「サウジインターナショナル」に新たなアイアンを投入した。
バッグインしたのは、ミズノ「MP-20」。MP-20シリーズは日本未発売のモデルで全3モデルラインナップされているが、ローズが選んだのはマッスルバックのモデルとなっている。
ローズの例をはじめ、近年海外で活躍するクラブ契約フリーのトッププロたちがミズノアイアンを採用するケースが増えてきた。
PGAツアーで契約フリーのミズノユーザーといえばブルックス・ケプカ。2017年から昨年まで、「JPX900ツアー」、「JPX919ツアー」と長く愛用し、メジャー制覇にも貢献。今年から「スリクソンZX7」をバッグインしミズノユーザーではなくなったものの、記憶に残っているファンも多いのではないだろうか。
そして今年から契約フリーとなったジェイソン・デイもミズノアイアンを選択。ケプカも使用していたJPXシリーズの最新モデル「JPX921ツアー」をバッグインしている。同じく契約フリーのポール・ケーシーは、「JPX919ホットメタルプロ」と「MP-5」のミズノアイアンコンボで欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」優勝を勝ち取った。さらに、MP-20を投入したローズもサウジインターナショナルではトータル13アンダー、2位タイフィニッシュといきなり好調な滑り出しだ。
一方、ZX7にスイッチしたケプカもPGAツアー「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」で2019年以来の優勝を果たしている。国内メーカーのアイアンが、世界のツアーでたしかな存在感を示しているのは頼もしい。
2021年もまだ始まったばかりだが、自由なクラブ選択ができる選手たちが続々と結果を出しているのは実に興味深い。引き続き契約フリー選手たちのクラブ事情にも注目していきたいところだ。