残り2メートルの大事なパーパット。入念に素振りをしていたら、偶然ヘッドがボールに当たり、カップイン! これってナイスパーにして、いいかしら?

「絶対に入れるわよ!」
残り距離2メートルのパーパット。「微妙な距離だけど、絶対にここは入れるわよ!」

「これくらいの強さよね……」
「絶対に外したくないから、ここは距離をしっかり合わせられるように、素振りでイメージしておこうっと」

「えっ、当たっちゃった! 嘘でしょ!? 入っちゃった!」
「あ、いけない。素振りのつもりがパターヘッドがボールに当たっちゃった!」カッコーン!!「えっ!? 嘘でしょ、入っちゃった……」
「やったー、パーセーブ♪」「ちょっと、そんなわけないでしょ!」
グリーン上で素振りをしていたら球がパターヘッドに当たってカップイン。この場合どうする?
2メートルのパーパットを残した大事な一打。球をリプレースしてから距離感を合わせるために入念に素振りをした。するとそのとき、偶然ヘッドが球に当たったことで、球が転がりカップイン!「意図せず当たっちゃったけど、今のはパーでいいのよね?」と主張したが……。
正解は、「無罰でリプレース」。
プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、故意に触れたり、または動かす原因となった場合、1打罰を受けるが、グリーン上で自分の球を偶然に動かした場合は、どのように動いたのかに関係なく罰はない(規則9・4b例外3)。その際、プレーヤーは球を元の箇所にリプレースしなければならない(原則13・1d)。
週刊ゴルフダイジェスト2/23号「ゴルルとルール2021」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)
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週刊ゴルフダイジェスト 2021年 02/23号
巻頭カラーでは、2021年も活躍が期待される古江彩佳のスウィングを紹介。特に強さの秘密とも言える、精度の高いショートアイアンを取り上げます。レッスン特集の目玉は、「女子プロがいまやっていること。」。シーズンインに向けて、上田桃子、小祝さくら、永井花奈ら実力者が集う「チーム辻村」ではどんなことが行われているのか、をレポートします。他にも「めざせ満点!シングル入り共通テスト」「教え上手なお父さんになろう」「伸長167cmの亀代順哉 青木翔コーチと組んで飛距離300Yが復活!」などがラインナップ。「感染対策ばっちりで梅の花香るコースへ行こう」にもご注目ください。(紙雑誌と一部紙雑誌と内容が違う場合があります。ご了承ください)
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