2打目を打つ前に、球に張り付いた芝カスを取り除こうとしたところ、同伴者から「1打罰よ!」と指摘されてしまった。ルースインペディメントだからOKだと思うけれど、これってどうなるの?

「よし、ど真ん中! これは飛んでるわよ」
ティショットは、距離、方向ともにバッチリ! 「ナイスショット!」「よし、ど真ん中。これは飛んでるわよ~」

「絶好の位置ね。絶対2オンさせるわよ……って、あれ?」
フェアウェイからのセカンドショット。「これは絶好の位置ね。絶対に2オンさせるわよ! あれ。ボールに……」

「芝カスがボールに張り付いているわね」
「昨日は雨だったからかしら。ボールが湿って、芝カスが張り付いているわね。う~ん、これは気になる……」

「取っておいたほうがいいわね」「えっ!? 何しているの! 1打罰よ」
球に張り付いた芝カスを取り除くとどうなる?
雨上がりのラウンドとなったこの日。2打目地点でアドレスをすると、湿った球に芝の切れカスが張り付いているのを発見。打つときにその芝カスが気になるので、「ルースインペディメントだから取ってもいい」と芝を取り除こうとしたところ……。
正解は、「芝を取り除くと1打罰」。
草や芝カスなど分離した自然物はルースインペディメントだが、球に張り付いているものはルースインペディメントではない(定義)ので、取り除くと1打罰になる。また、コース上のどこでもプレーヤーはルースインペディメントを罰なしに取り除くことができるが、自分の球を動かす原因になった場合、1打罰を受ける(規則15・1)。
週刊ゴルフダイジェスト3/2号「ゴルルとルール2021」より。監修・小山混、撮影・姉崎正
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