前日から降り続いた雨でバンカー内にできた水たまりの中で、ボールを発見。救済を受けようとバンカー外にドロップしようとしたところ、同伴者から指摘を受けてしまった。この場合、無罰でドロップすることはできる? できない?
パー3のティショットが、グリーン右のバンカーへ。「うわ~、昨日から降っていた雨のせいでできた水たまりの中に入っているわ」
「さすがに、この状態から打つのは難しいですね……」「確かに、これは厳しいわよね」
「このままでは打てないので、救済を受けますね。バンカー外の後方延長線上なら、どこでも無罰で救済は受けられるはずですし!」
バンカー内にある水たまりから救済を受ける際、バンカー外にドロップすることはできる?
パー3の1打目をグリーン右のバンカーに入れてしまった。落下地点付近に行ってみると、前日から降り続いた雨のせいでできた水たまりの中に、ボールを発見。そこで「バンカー外は後方延長線上ならどこでも無罰で救済が受けられるはず」と、バンカー外の外にドロップしようとしたところ……。
正解は、「できるが1打罰」。
球がバンカー内にあり、水たまりなど異常なコース状態による障害がある場合、罰なしで救済が受けられるが、完全な救済のニヤレストポイントと救済エリアは同じバンカー内でなければならない。ただし、1打罰を受けることでホールと球を結んだバンカー外の後方延長線上の救済エリア内にドロップすることができる(規則16・1c)。
週刊ゴルフダイジェスト4/6号「ゴルルと新ルール2021」より。監修・小山混、撮影・岡沢裕行