ここ数年スランプが続いたものの、2021年に入り復調の兆しを見せるジョーダン・スピース。そんなスピースが、海外メディアに対し不調の理由を明かした。

左手のケガの痛みを避けるためグリップの仕方を変えていた

PGAツアー通算11勝、うち海外メジャーでも3勝を挙げるなど、輝かしい戦績を持つトップ選手、ジョーダン・スピース。

“ポストタイガー”としてデビュー当初から期待され、それに応えていたスピースだが、ここ数年は成績が振るわず。2017年の全英オープン制覇以降勝ち星を挙げられず、かつて世界ランク1位の座を手にしたスピースの2019-20シーズン終了時点での世界ランクは82位だった。

画像: 近年不調が続いていたが、2021年の試合では復調の兆しが見え始めたジョーダン・スピース(写真は2019年の全英オープン 撮影/姉崎正)

近年不調が続いていたが、2021年の試合では復調の兆しが見え始めたジョーダン・スピース(写真は2019年の全英オープン 撮影/姉崎正)

このスランプについて今まで詳細に語ることをしなかったスピースだが、海外メディア「GolfChannel」のインタビューのなかで、その発端が左手のケガであることが明かされた。

曰く、2018年、ウェイトトレーニング中に左手の骨が欠けてしまったのだという。手術を行う選択肢ももちろんあったが、スピースはメスを入れずに痛みに耐える道を選んだ。そして痛みを避けるためグリップの仕方を変えたのだという。

このグリップ変更が、調子が落ち込んでしまった原因。これによって悪い癖がついてしまい、かつてのスウィングを再現できなくなったのだという。

しかしながら、長年スピースのコーチを務めるキャメロン・マコーミックと、そのアシスタントであるコーリー・ランドバーグの助けもあり、現在は復調に向かいつつあるというスピース。

実際、2021年2戦目「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」を4位で終えると、その後の試合も3位、15位、4位と連続で上位フィニッシュと、その復調振りは成績にも現れ始めている。2021年、ケガを乗り越えたスピースの復活優勝はなるか、今後のPGAツアーにも注目だ。

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