集計したのは2021年開幕戦「セントリートーナメントオブチャンピオンズ」から、3月28日に閉幕したばかりの「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」、そして同時開催されていた「コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権」までの全14大会。さっそく選手たちが優勝時に使用していたドライバーの一覧を見てみよう。
【2021年PGAツアー優勝者使用ドライバー】
ハリス・イングリッシュ:ピン G400
ケビン・ナ:キャロウェイ GBBエピック
キム・シウ:キャロウェイ エピックスピード
パトリック・リード:タイトリスト TSi3(ドライバー契約フリー)
ブルックス・ケプカ:テーラーメイド SIM2(契約フリー)
ダニエル・バーガー:テーラーメイド SIM(契約フリー)
マックス・ホマ:タイトリスト TSi3
ブランデン・グレース:キャロウェイ エピックスピードトリプルダイヤモンド
コリン・モリカワ:テーラーメイド SIM
ブライソン・デシャンボー:コブラ キングLTDプロ
ジャスティン・トーマス:タイトリスト TS3
マット・ジョーンズ:タイトリスト TSi2
ビリー・ホーシェル:タイトリスト TSi3(契約フリー)
ジョエル・ダーメン:ピン G425LST(契約フリー)
2021年突入後の14試合でもっとも勝利したのはタイトリストのTSi3で3勝。パトリック・リードとビリー・ホーシェルという契約フリーの選手ふたりがこのドライバーを使い、勝利を挙げているのも面白い。
続いて2勝したのはキャロウェイの2021年モデル「エピックスピード」。全3モデルあるうち、優勝したキム・シウ、ブランデン・グレースの2選手ともエピックスピードを選択していた。そしてテーラーメイドの2021年モデル、SIM2シリーズは1勝。契約フリーのケプカがSIM2を選択し、1年半振りの復活優勝を挙げた。ピンの最新モデルであるG425LSTは直近の試合で契約フリーのジョエル・ダーメンが使用して勝利を挙げている。
優勝者14名のうち、最新モデルを使っていないのは6名。より進化したドライバーを積極的に取り入れた選手と、それを理解したうえで自身のコンディションやクラブとの相性、自分の理想とする弾道との兼ね合いで旧モデルを選択した選手たち、それぞれが結果を出した2021年前半戦。これがシーズン終了時までにどのように変化していくのか、後半戦の使用ドライバーにも引き続き注目していきたいところだ。