海外メジャー「マスターズ」の最終日を2位タイと4打差の首位で迎えた松山英樹。ウィル・ザラトリス、そして同組のザンダー・シャウフェレに追われながらもリードを守り切り、トータル10アンダーでフィニッシュ。4年振りの勝利、そして日本人初となる海外メジャー制覇を達成し、グリーンジャケットに袖を通した初めての日本人選手となった。
この松山の歴史に残る快挙に、過去5度マスターズを制しているタイガー・ウッズもSNS上でお祝いのコメントを発信。
「ヒデキは日本の誇りです。ヒデキ、そして日本にとって、このような大きな成果を成し遂げたことを祝福します。この歴史的なマスタ―ズの勝利はゴルフ界全体に影響を与えるでしょう」(タイガー)
さらに、ゴルフ界の生きるレジェンド、“帝王”ジャック・ニクラスもSNSで賛辞を贈った。
「ヒデキ・マツヤマがマスターズ・トーナメントで優勝し、日本人男性ゴルファーとして初めてメジャー大会を制覇したことに、心からのお祝いを送りたいと思います。ヒデキだけでなく、日本のゴルフ界全体にとっても大変嬉しく、喜ばしいことです」(ニクラス)
ニクラスは松山のすべてのショットを見ることができたようで、「ヒデキは見事なプレーをしました。彼は冷静で、そして落ち着いていました」とコメント。また、日本のゴルフファンについても言及した。
「私は日本で多くの時間を過ごす機会に恵まれ、日本の人々がゴルフを愛していることを知っています。また、彼らはとても誇り高い人々であり、そんな彼らにとって今日の出来事はさらに誇らしいこと。私は偉大なイサオ・アオキさんと戦いましたが、彼がどれほど尊敬されているかを知っています。ヒデキもまた、彼の国にとって永遠のヒーローとなるでしょう」(ニクラス)
そして松山自身はというと、優勝後のインタビューで日本のジュニアたちへ向けて「やっと日本人にも(海外メジャー制覇が)できるということが分かったと思うので、僕もまだまだ頑張ると思うので、メジャーを目指して頑張ってほしいと思ってます」とエール。
また、日本時間の早朝から中継で激闘を見守っていた日本のファンに向けて「最後はハラハラドキドキさせてしまったので、次勝つときはしっかりと良い勝ち方で終わりたいと思っています」と力強いコメントも。まだまだ余韻冷めやらぬ中だが、新マスターズチャンピオンのPGAツアー7勝目に、早くも期待大だ。