ティショットをチョロしてしまい、2打目を打とうとしたが、左足下がりがきつく、打ちにくい状況に。ここはアンプレヤブルにしてティーイングエリアから打ち直そうとしたところ、同伴者から物言いが。アンプレヤブルの宣言は、「打ちにくい」が理由じゃダメなんだっけ?
ティショットを気合いを入れて打とうとしたところ、気持ちばかりが先走ってしまい、チョロに……。
「ちょっと力が入り過ぎちゃったわね。えーっとボールは? っと。……目の前にあったわ、トホホ」「どんまい、どんまーい!」
「では、気を取り直して2打目……って、すごい左足下がりすぎて、これでは打ってもほとんど飛ばなそうだわ」
「打ちにくい」という理由だけでアンプレヤブルにしてもいい?
ティショットをチョロしてしまい、2打目を打とうと構えてみると左足下がりがきつく、打ちにくい状況に。「これでは打ってもほとんどまた飛ばない」と判断し、アンプレヤブルにしてティーイングエリアから打ち直そうとしたところ、同伴者から「打ちにくいという理由だけではアンプレヤブルにできない」と反論されてしまった。
正解は、「アンプレヤブルにできる」。
プレーヤーは自分の球をアンプレヤブルとして扱うことを決定できる唯一の人であり、球がペナルティエリアになるときを除き、コース上のどこででも1打罰を受けアンプレヤブルを選択することができる。また、救済を受けてティーイングエリアから再度プレーすることを選んだ場合、球をティアップすることができる(規則6・2a)。
週刊ゴルフダイジェスト4/27号「ゴルルとルール2021」より。撮影/阪上恭史、監修/小山混