「上達するためには重要な7つの要素がある」という“なっち先生”こと女子プロゴルファー・大谷奈千代。前回の記事ではそのひとつ目「スウィング」について教えてもらったが、今回はふたつ目の「コントロール」について教えてもらおう。

ゴルフ場にはさまざまな障害物があり、それらを避けていくには球筋をコントロールする必要があります。グリーン周りのチップショットも同様で、コントロールが大事です。なぜなら、ピンの位置やグリーンの形状などにより、球筋をコントロールする必要があるから。コントロールを覚えるにはグリーン周りがオススメなんです!

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上達の7つの要素、ふたつ目のコントロールについて教えてもらおう!

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では、どうやって球筋をコントロールすればいいのでしょうか。オススメの方法は、状況によって目的にあったアドレスとスウィングを実行すること。さっそく解説していきましょう!

上達の要素【2】コントロール

アプローチショットは、チップショットとピッチショットの2種類に分けられます。

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コントロールはアプローチで覚えよう

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チップショット
最初から転がす方法(ランニングアプローチ)と途中まで上げてから転がす方法(ピッチエンドラン)など、主に転がすことでホールに寄せるアプローチショットのこと。

ピッチショット(ロブショットを含む)
ボールを上げて止めるアプローチショットのこと。

このアプローチショットから「転がす」と「上げる」の2つに絞って練習しましょう!

チップショットとピッチショット

まずは「転がす」場合のチップショットです!

ボールを右に置き、左腕とシャフトがほぼ真っすぐとなるようにハンドファーストに構えることで、ボールをクリーンヒットします。アドレスは小文字のy字です。

画像: 「転がす」場合は(イラスト左)左腕とシャフトがほぼ真っすぐy字になるように、「上げる」場合は(イラスト右)両腕とクラブがY字になるように構えよう www.instagram.com

「転がす」場合は(イラスト左)左腕とシャフトがほぼ真っすぐy字になるように、「上げる」場合は(イラスト右)両腕とクラブがY字になるように構えよう

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次に「上げる」場合のピッチショットについてです。

ボールを上げるためにはエクスプロージョン(ボールの少し手前からクラブヘッドを滑らせるようにヒットさせること)が必要です。

真正面から見たときにシャフトの角度が真っすぐになり、両腕とクラブが大文字のY字になるようにアドレスをとりましょう。注意してもらいたいのは、この「転がす」と「上げる」アプローチはアドレス(構え)もスウィング(打ち方)も逆ということです。

ミスの多くは、「転がす」ための小文字のy字のアドレスをとって、「上げる」ためのエクスプロージョンのスウィングをするといったように、アドレスとスウィングで逆になっていることにあります。「転がす」なら「転がす」、「上げる」なら「上げる」といったそれぞれの目的に合ったアドレスとスウィングに徹底し、どちらが得意か結果からチェックしましょう!

基本的に、ウェッジのふわっと上がるピッチショットやロブショットは芸術家のようなタッチが要求されるので、できるだけ地面を転がすチップショットのピッチエンドランをおすすめします。グリーン周辺の距離と状況(地形、地面の固さ、ピンの位置、ボールのライなど)に応じたクラブを選び、スウィングの大きさをコントロールしてホールに寄せていきましょう!

このアドレスの違いは、ショットにも当てはまります。低いボールを打ちたいときはy字、高いボールを打ちたいときはY字を意識してアドレスしてみるといいでしょう。

最後に問題です。
ひとつのクラブで一番ストロークを多く使うのはどのクラブでしょう?
A:ドライバー
B:パター
答えはBのパターです。

次回はフィーリングがとくに必要となる「上達するために重要な7つの要素」の3番目、グリーン上での【パター】に続きます!

<まとめ>
コースには障害物があります! 高いボールや低いボールを打つとき、それぞれの目的に合ったアドレスとスウィングを徹底する練習をしましょう!

画像: 見つけた! 美しい日本のマッスルバック「ゴールデン・レィシォ」。打つとやさしい美形アイアンの秘密 www.youtube.com

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