ドライバーはフィッティングを受けて、カスタムしたものを選ぶことが珍しくなくなってきた昨今。スペックの選択肢も広がっているが、関東在住匿名5下シングル氏は、必ずしもフィッティングで最高の結果が出るクラブを選ぶわけではないという。理由を聞いた。

コーチについてコツコツとスウィング改造した成果が幸いにも出て、飛距離が少しだけ伸びました。それ以降、同伴者から「やっぱり使っているのはXシャフトですか?」と聞かれることがたまにあります。「なんでXにしないの?」といったニュアンスのことも言われます。

たしかに、一発の飛びでいえばもしかしたらXシャフトが一番飛ぶかもしれません。でも、Xシャフトのポテンシャルを引き出すようなマン振りをパー3を除いた14ホールすべてでやるのは無理。コースではそもそも100%のパワーでブンブン振りませんし、体調が悪い日もあれば寒い日もあります。

画像: 「もっとも飛ばせるスペックがもっともスコアの出るスペックではありません」と匿名シングル氏

「もっとも飛ばせるスペックがもっともスコアの出るスペックではありません」と匿名シングル氏

なので、私が使うのは50グラム台のSシャフト。18ホールトータルで、また365日のトータルで考えた場合にもっともパフォーマンスを保てるのがそのシャフトだからです。

ただ、実際にショップでフィッティングを受けるともう少しハードなスペックを勧められます。バンカーやOB杭が目に入らない環境で、空調の効いた中でスタッフの方に褒めていただきながら気分良くスウィングすると、やっぱり“振れる”わけですね。豚もおだてりゃ気に登るというやつです(笑)。

そんな状態でブンブン振っていると、普段の自分では使いこなせないようなハードスペックでも振れちゃったりするんです。でも、それがコースでのスコアや飛距離につながる1本かといえば、そんなことはなかったりするのです。

Xシャフトみたいなハードスペックは男の夢というか、どうしても見栄を張りたいみたいな気持ちが働きます。SRとか、Rシャフトは選びにいくいものです。でも、自分のポテンシャルを100%発揮しなくても振れるシャフト、少しのんびりしたスペックのクラブを使ってみると、ラクにゴルフができるかもしれませんよ!

This article is a sponsored article by
''.