つま先上がりのラフからアイアンで打とうとしたところ、クラブが叩きつける格好になり、球が地面に埋まってしまった。この場合、無罰で救済は受けられる? それともそのまま打つべき?
「すごいつま先上がりね……」
セカンドショットは、つま先上がりのラフから。「ここは芝に負けないようにしっかり打たなきゃ!」
芝に負けないよう、アイアンを叩きつけて打とうとしたところ、クラブのヘッドが球に当たって、地面に埋まってしまった! 「ああ、どうしよう!」
「うそでしょ……。強く打とうとして、球が地面に食い込んじゃった。このままじゃ、次も打てないわよね」
「えーっと、こういう場合は救済を受けていいのよね」
「ボールに触ったらダメよ!」
つま先上がりのライから打とうとしたところ、球の上部にクラブが当たり地面にめり込んだ場合、どうするのが正解?
つま先上がりのラフからアイアンを打とうとしたところ、クラブが球を叩きつける格好になって球が地面に埋まった。「自分で打った後に球が地面に食い込んだ場合、無罰の救済が受けられるはず」と球を拾い上げようとしたところ、同伴者から待ったがかかった。
正解は、「そのまま打つかアンプレ」。
そのプレーヤーの直前のストロークによって作られた自らのピッチマークの中にある場合に限って、地面に球が食い込んでいることになり、無罰で救済が受けられる。しかし今回のように球が空に飛ぶことなくそのまま地面に食い込んだ場合や、誰かに踏まれたり、ドロップによって食い込んだ場合は救済は受けられない(規則16・3)。
週刊ゴルフダイジェスト5/25号「ゴルルとルール。20201」より。監修・小山混、撮影・増田保雄