競技ゴルフというと、ちょっとハードルが高く感じる上級者の世界という響きがあるが、関東在住匿名5下シングル氏は「ちょっと背伸びして、ぜひ挑戦してみては?」と勧める。ゴルフのレベルアップのヒントが必ず得られるというのだが……!?

みなさんは、競技ゴルフを経験したことがありますか?

仕事が忙しくてすっかりご無沙汰してしまっていたのですが、私は先日2年ぶりにとあるアマチュア競技に出場してきました。久しぶりで緊張し、自分の実力はまったく出せませんでしたが、「出て良かったなあ」としみじみ感じもしました。

なぜかといえば、スコアをつくるための考え方を見直すことができたから。競技には「予選通過」という厳密なラインが競技には存在するため、つねにそのスコアを意識してプレーすることになります。そのことで、ワンストロークも無駄にできない、という意識が強く働くのです。

先日私が出場した試合でいえば、カットラインは例年70台半ばから後半。80を打ったらほぼ予選落ちは確実です。プライベートでノープレッシャーでプレーするのとは異なり、初めての同伴者、初めてのコースで、ピリッとした空気のなか70台のスコアを出すのは簡単ではありません。

画像: 競技に出るとゴルフが「締まる」ことで、スコアアップにも好影響があるという(撮影/姉崎正)

競技に出るとゴルフが「締まる」ことで、スコアアップにも好影響があるという(撮影/姉崎正)

結果、とにかく1打でも少なくプレーするにはどうしたらいいのか、頭に汗をかき続けるプレーとなります。1打損しても2打、3打失うのを避けるような、よりシュアな攻め方に自然になるんです。要するに、ゴルフが締まる。「競技に出るようになって上達した」という人が多いのは、技術的に向上したというわけではなく、締まったゴルフを体験することでスコアの取りこぼしが減るからだと思います。

とはいえ、アマチュア競技に出るのはちょっと緊張もするし、ハードルが高いと感じる人も多いと思います。会員権がないから無理と思うかもしれません。でも、最近はゴルフ場の「友の会」に入会すれば出られる試合もありますし、仲間と出られるダブルスや、スクランブルなどのチーム戦もあります。競技参加のハードルは、年々下がっているように感じます。

というわけで、上達したい! と思うなら、ぜひ一度競技ゴルフを体験することを勧めます。「もう少し上手くなってから……」などと言わず、まずは飛び込んでみてください。オープンコンペでは味わえない緊張感は、きっと、新たなゴルフの可能性の扉を開いてくれると思いますよ!

画像: 吉田直樹プロが独自開発!ヘッドが走る感覚がつかめる「吉田ロープ」ってなんだ⁉ youtu.be

吉田直樹プロが独自開発!ヘッドが走る感覚がつかめる「吉田ロープ」ってなんだ⁉

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