最近は、料理にこだわるゴルフ場が増えてきましたよね。女性を中心に、食事とそこでの会話を楽しみにしているゴルファーも増えていると聞きます。仲間とおいしい料理を楽しみながらゴルフ談義、これはゴルフの大きな楽しみのひとつです。
ただ、スコアを追求するゴルフをするのであれば、食事の仕方ひとつにしても気を使いたいもの。お昼ご飯を満腹になるまで食べて、後半自分のベストのパフィーマンスができるかといえば、それは難しいのも事実です。消化のためにエネルギーを使うため、集中力は下がりますし、眠くなってもしまいますから。
午後のハーフで崩れる人、崩れない人は、昼休憩の過ごし方が違うように思います。崩れる人は、とくに気にせず食べたいものを注文し、そのことでON/OFFの「OFF」のスイッチを押してしまっている。一旦OFFになった体を、食べ終えていきなりONにするのは非常に難しいものです。
できれば、昼休憩の一時間弱もどこかでONの状態を保っておきたい。サッカーのハーフタイムのように、体は休めるけれども後半に向けての戦略を練ったり、集中力を練り直したりといった時間に使いたいものです。そのためには、食事が鍵になる。“ストマックマネジメント”と私は読んでいます(笑)。
具体的には、メニューの中からもっとも軽いものを選ぶ。あるいは、こってりしたメニューであればごはんやパンなど炭水化物を抜きにする。あるいは半分にしてもらう。朝食を抜いていない限り、昼休憩は朝食からせいぜい3〜4時間後。完全な空腹状態ではないはずなので、それで十分なはずです。
プロ選手がラウンド中にバナナなどで栄養補給をするように、それらを後半に向けてのエネルギーチャージとして摂る。そういうふうにマインドセットを変えてあげると、昼休憩を気にドタバタとスコアを崩すようなことも減ってくるはずですよ。