PGAツアー「サンダーソンファームズ選手権」を制したサム・バーンズ。今季2試合目にしていきなり勝利をつかむことができたのは、昨シーズン「バルスパー選手権」での初優勝の経験が活きたとバーンズは語る。海外ツアー取材歴20年の大泉英子がレポート。

PGAツアー今季第2戦の「サンダーソンファームズ選手権」は、25歳のサム・バーンズが逆転優勝。昨年の「バルスパー選手権」に次ぎ、ツアー2勝目を挙げた。今大会の優勝で、フェデックスカップランキングは初戦の「フォーティネット選手権」で優勝したマックス・ホーマと並び1位タイに。世界ランキングは25位から18位に浮上した。

「ここで優勝できて本当に光栄だ。今の自宅は車で2時間半のところにあり、友達や家族が観にきてくれたのは最高だ。特別な1週間で本当に興奮したよ」

画像: PGAツアー「サンダーソンファームズ選手権」を制したサム・バーンズ(写真/Getty Images)

PGAツアー「サンダーソンファームズ選手権」を制したサム・バーンズ(写真/Getty Images)

2017年にプロ入りし、今大会でプロデビューを飾ったバーンズは、自宅からほど近い、ミシシッピ州ジャクソンにあるこのトーナメントに人一倍強い想い入れがあり、「この試合は僕のお気に入りの試合の一つだ」と語っている。今後20年間は、今大会に出場できるのだという。

さて、今大会は「ライダーカップ」明けということもあり、ディフェンディングチャンピオンのセルヒオ・ガルシア以外のライダーカップ出場者は不在の大会となったが、それでもPGAツアーは毎週誰が勝ってもおかしくない世界最高峰のツアーであり、最終日は3打差以内にPGAツアー5勝のニック・ワトニーやPGAツアー3勝のキム・シウーら10名がひしめき合う大混戦となった。そんな状況下でもバーンズが逆転優勝できたのは、「ツアー1勝目の経験」があったからだという。

「昨年、優勝争いに加わる経験を積んだことが、僕にとってとても重要だった。そこでたくさんのことを学ぶことができ、それを糧に優勝することができた。経験はもちろんすごく助けになったよ。必ずしももっと自信を持たなければいけないということがわかったし、完璧でなくても優勝できることがわかったからね。考え方のプロセスが以前に比べると良くなったと思う」

何も恐れることはなく、ただひたすら目の前の1打に集中し、いいスウィングをすることを心がけ、自分のやっていることを信じることが大事だとバーンズ。他人のスコアやプレーはコントロールできないが、自分のゲームプランを遂行し、コースに挑戦し、手堅いプレーをすることは自分自身のことであり、コントロールできる。そのコントロールできることに対して、集中し、ベストを尽くすことが優勝のチャンスを生むカギだという。

昨季は設定した目標通り、フェデックスカップ最終戦の「ツアー選手権」に出場することが叶ったが、今季も同じ目標を設定。既に今季1勝を挙げ、このまま好調を維持することができれば、エリート集団30名の中に再び入り、「ツアー選手権」でプレーする可能性も高い。

また今年は「ライダーカップ」の米国キャプテンのスティーブ・ストリッカーから「今回は申し訳ないがキミはメンバー入りできない」と連絡があったことで、「もっといいゴルフをしないといけない。改善しないといけない」と、モチベーションが高まっているのだという。来年は「プレジデンツカップ」の開催年だが、早ければ同大会で米国選抜のメンバーの仲間入りを果たせるかもしれない。米国チームの若返り傾向が高まっている中、「プレジデンツカップ」米国キャプテンのデービス・ラブ3世も、今後彼の戦いぶりや成績に注目することだろう。

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