今週はUSPGAのトッププロたちが日本で熱い戦いを見せてくれる、「ZOZOチャンピオンシップ」ウィーク! プロゴルファー・中村修がさっそく練習ラウンドであのプロに密着した!

マスターズで松山英樹に次いで1打差の2位だったウィル・ザラトリス

マスターズで松山英樹に1打差の2位と活躍したウィル・ザラトリス。見たかったんですよね。華奢なのでテレビでは小さく見えますが188センチと長身。軽く挨拶してから練習ラウンドについて歩くと、細い体から豪快なドライバーショットを繰り出し、軽く300ヤードオーバーの飛距離を叩き出しました。

画像: 松山英樹とマスターズを争ったことで、日本のゴルフファンに強烈なインパクトを残した

松山英樹とマスターズを争ったことで、日本のゴルフファンに強烈なインパクトを残した

スウィングをじっくり見ると画像Aのアドレスでは、身長の高さを生かして大きく構え、アークでテークバックするとトップでは骨盤を前傾させて右股関節にしっかりとパワーを貯めます(画像A
右)。

画像: 画像A 身長の高さを生かし高く構え、右股関節にしっかりと体重を乗せて大きなトップを作っている

画像A 身長の高さを生かし高く構え、右股関節にしっかりと体重を乗せて大きなトップを作っている

画像Bでは、ボールよりも頭を右側に置くビハインド・ザ・ボールが強く(画像B左)、インパクトでは逆Kの文字が見えてますよね(右)。見てて気持ちいいくらいの振り抜きでボールは遥か彼方に着弾しました。細くても強い体を持ち合わせているからこそのスウィングといえます。

画像: 画像B 左足にウェートシフトして切り返すと、頭を右側に残したまま左足を伸ばしてジャンプするように使い、一気に振り切る。ドライバーはタイトリストのTSi3

画像B 左足にウェートシフトして切り返すと、頭を右側に残したまま左足を伸ばしてジャンプするように使い、一気に振り切る。ドライバーはタイトリストのTSi3

スタッツを見ると81.6%で4位と、非常にパーオン率が高いのも彼のプレースタイルです。インパクトで左手の甲の向きがフェースの向きと一致していて、ターゲット方向に押し込むように使っていることで、方向性が良くなっています。

ショートゲームに目を移すと、グリーン周りのアプローチではノーコック気味で比較的手首を使わない、すごくシンプルな打ち方をしていました。振り子の支点を手元から胸にすることで浅い入射角で安定したスピン量を確保していました。参考になるシンプルさです。

画像: アプローチでは手首のコックは抑え、シンプルな打ち方でピンに寄せる

アプローチでは手首のコックは抑え、シンプルな打ち方でピンに寄せる

「このコースはゴージャスで大好きになったよ」とキャディと話している会話が聞こえて来ました。

本日、トーナメント主催のインスタライブで愛用のクラブも紹介してくれたザラトリス。日本のコースを舞台にどんなプレーを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

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