スウィングのレッスンは世の中にあふれるくらいありますし、アプローチのレッスンも多くありますが、意外とないのがパットのレッスンです。
もちろん、こういうふうに構えましょう、こういうふうに打ちましょうというレッスンは存在しますが、どうすれば距離感が合う? どうすれば入る? という肝心カナメの部分は文字でも映像でも伝え切ることが難しいのだと思います。
では、パッティングに究極のコツのようなものは存在しないのか? といえば私はそうは思いません。おすすめは、毎日パターを「持つ」ことです。
パッティングのコツは、パターを芯でとらえること。パターを芯でとらえるには、パターを手の延長線にあるように扱えることが条件になります。そして、そのための最適な方法がとにかくパターを「持つ」ことなんです。
逆のケースを考えてみましょう。一か月ぶりのゴルフで、一か月ぶりにパターを手にしたAさんと、その間毎日とにかくパターを「持つ」ことを欠かさなかったBさん。どちらが入りそうかといえばやっぱりBさんですよね。
毎日持つ。毎日振る。できればパターマットでもじゅうたんでもいいので毎日ボールを転がす。そうすると、徐々に徐々にパターが手の延長線、手の一部のように思えてきます。まるで手でボールを放って転がすようにパターでボールを転がせるようになったらしめたものです。
パターを使ってボールを思った強さで打つ。簡単そうで、めちゃくちゃ難しい技術です。それを実現するもっとも簡単で、究極の方法がパターを毎日「持つ」こと。パッティングに悩んでいる方は、一度ぜひ次のゴルフの日まで「持つ」習慣をつけてみてください。きっと、次のゴルフでは少し結果が違ってくると思いますよ!