練習場にほぼ毎日行く、という方がいます。ほぼ毎日きて、きっちり100球を打って、帰る。そして月に1、2回はラウンドも欠かさない。なのにスコアが停滞してしまっている……これってなんでなんでしょうか。
答えはシンプルで、「ずっと同じことをやっているから」だと思います。サンドからドライバーまでのフルショットを一通り打って、最後にアプローチも30球くらいやって……といったふうに練習をルーティン化してしまうと、ある一定の時期から上達につながらなくなることがよくあるんです。
上手くなるためには、もちろん練習の頻度も、打つボールの量も大切です。でも、それ以上に大切なこともあると思うんです。それが「課題」です。
ばくぜんといい球を打とう、上手くなろうとするのではなく、「残り100ヤードから乗せるために、PWの精度を高めたい」といったように、課題を設定してどうすればその課題を克服できるか考えながら練習してみる。
そして、その課題がある程度解消したと感じられるまでは、その練習に練習量の大部分を割いていい。総花的に練習する必要はありません。PWで100ヤードを打つショットに自信が持てたら、これはコースで非常に大きな武器になるのは言うまでもありませんよね。こうして、練習がスコアにつながっていくわけです。
ゴルフ歴が10年、20年と長く、ある程度上手い。練習もしている。なのに最近とんとベストスコアを更新していない……そんな人は、次回の練習からなにかしら課題を持って取り組んでみてはいかがでしょうか。きっと、その課題を克服した先に、マンネリを打破した新たな自分が待っているはず。
上手くなるためには「いつもと違う」練習を取り入れることは、すごく大切だと思います。