こんにちは、ゴルフ記者・S子です。
以前、大型ヘッドのドライバーが苦手な初心者ゴルファーにミニドライバーを打ってもらい、その模様をレポートしました。その結果が想像よりもいいものだったので、S子もぜひ打ってみたいな〜とひそかに憧れをもっていたんです。
そこで今回はS子が2021年に発売されたテーラーメイド「300ミニドライバー」に挑戦！普段は460ccドライバーを使用するS子にも打てる？どんな結果になる？…とワクワクしながらまずは練習場へ行ってみました。
テーラーメイド「300ミニドライバー」を練習場とコースでゴルフ女子・S子が試してみた！
用意したミニドライバーの長さは43.75インチとS子が普段使うドライバーに比べて、2インチ短い。さらにヘッドは307ccと名前の通り小型ヘッドです。構えてみるとヘッドが小さいけど短尺ドライバーという感じで、素振りしてみると振りやすく、あまり違和感はありません。
よし、打ってみるかとボール横にヘッドをソール……あれ!? なにか変。そうです。通常のドライバーと同じティーの高さにしたけどなんだか違和感が……。ミニドライバーを打つときは、ベストなティーの高さはどのくらいだろう？
通常のドライバーと見比べると大きさが違うし、いつも通りのティーなら絶対にテンプラ……そんないやな予感がする（笑）。S子的にクラウンにテンプラ跡をつけてしまうことは避けたかったので、ファウェイウッドでティーショットするくらいティーを引くセットしてみることに。
すると、想定通りフェースの下めに当たり、超絶トップ!! 近くの打席にいたおじさんの視線がとてもグサグサ刺さります（トホホ）。恥ずかしいと思いながらも、ティーを再調整しながら何度か打ちS子の場合は「ソールしたヘッドからボール半分が出るくらいのティーアップ」がベストだということがわかりました！
ドライバーと同じようにミニドライバーも「ボール半分が出るティの高さ」がベストでした！
ドライバーとまったく同じ高さではテンプラしてしまうけど、S子は普段のドライバーでも「ボール半分が出る高さ」を目安にしてティーアップしています！ だからボール3分の1が出るゴルファーならミニドライバーもボールが3分の1出る高さがいいかも。目安自体はドライバーもミニドライバーもあまり変わらないのかもしれないですね～！（S子調べですが（笑））
さて、こうしてティーの高さが決まったところで何球か打ってみました！ すると、いつものドライバーより飛距離が出ているし、全然曲がらない！ 自宅の近所にある練習場にはトップトレーサー・レンジが導入されていて、距離を確かめるとトータル199ヤード。いつもは170～180ヤードくらいしか飛ばないから驚きです。
コースでも同様にいつもとセカンドショットで打つ番手が小さいホールもあって、普段より飛んでいる実感がある。それに「うわ、スライスだ！」と思ったティーショットもそこまで大きく曲がることはなく、打てるところにあるんです。7割くらいフェアウェイキープできていて、ちょっと驚き……！
いつもはトータル170～80ヤードくらいなのに、200ヤード近く飛んでくれています！コースでもセカンドでいつもより小さい番手を持てて、すごく嬉しい！
スウィングは変えていないですし、イメージももちろん変わらない。460ccの大型ヘッドドライバーから307ccのミニドライバーに変えただけで、ここまで変わるものなのでしょうか？ スウィングコーチ・関浩太郎さんに話を聞いてみました！
「ミニドライバーは短いぶん、ボールの近くに構えることができて、スウィングプレーンは縦振りになります。そうすると、インパクトゾーンがストレートになるので、フェース面でボールが滑ることがなくなり、ボールにパワーを伝えやすく、曲がり幅も小さくなります。さらに、S子さんの場合は“アッパー軌道が強すぎる”ため、球が高くドロップしてしまっていました。だけど、ミニドライバーで縦振りになることでアッパー軌道が強すぎていた点を改善でき、飛距離アップにつながったのだと思いますよ」（関さん）
なるほど～！ クラブを変えただけなのに軌道・フェース向き・入射角の3つに大きなメリットが働いたみたいです。S子もそうでしたが、最初はいつもと違う感覚に戸惑うけど、ドライバーが苦手なゴルファーにとって救世主になるはず！
みなさんにも、一度試してもらいたいな～と思ったＳ子なのでした。
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