ネットフリックスはF1の舞台裏に密着したドキュメンタリー「フォーミュラ1:ドライブ・トゥ・サバイブ」シリーズを放映し、F1の爆発的人気向上に寄与したことで高く評価された。そして今回ゴルフシリーズの制作がスタートし撮影が始まったという。
世界ランク上位7人のうちすでにコリン・モリカワ、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス、ビクトル・ホブラン、ザンダー・シャウフェレの5名が出演を承諾しており、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラー、ブルックス・ケプカ、セルヒオ・ガルシア、トニー・フィナウら相当数の選手が撮影に同意している。
「ネットフリックスと我々のパートナシップはツアーと4大メジャーに新しい多様な視聴者を獲得する機会を与えてくれるはずです」とPGAツアーのメディア担当主任のリック・アンダーソン氏は新規ファンの獲得に自信をのぞかせる。「このドキュメンタリーはゴルフファンにアスリートが優勝するのはどういうことなのか? あるいは負けるとはどういうことなのか? ありのままのリアルな実態を映すドキュメンタリーになるでしょう」
注目選手は世界ランク上位者だけではない。昨年のアジアパシフィックアマに優勝し、マスターズの切符を手にした中島啓太が出演することも話題に。世界アマチュアランキング1位の彼が松山英樹が連覇に挑む大会で果たしてどんなプレーを見せてくれるのか?
海外メデイアは昨年マスターズで松山が勝ち、全米女子オープンで笹生優花が大逆転勝利を挙げ、梶井翼がマスターズ女子アマを制覇。稲見萌寧が東京オリンピックで銀メダルに輝いたことで“2021年は日本にとって輝かしい1年だった”とこぞって論じていた。その勢いに乗りマスターズ出場を決めた中島にも世界が注目している。
SNSの普及でファンは選手たちのさまざまな生態(?)を知るようになり両者の距離は縮まった。ドキュメンタリーが公開されればさらに深層を知ることになるのだろう。
ちなみに現時点で出演を承諾していないビッグネームは世界ランク1位のジョン・ラーム、SNSキングのフィル・ミケルソン、ドラコンキング、ブライソン・デシャンボーら。松山の名前もまだない。