アダム・スコットといえばハンサムで内面も素晴らしいナイスガイ。実力もあって非の打ちどころがないミスター・パーフェクトだ。
そんな彼が23歳で第5のメジャー、プレーヤーズ選手権に優勝したときのファンの熱狂は凄かった。バーバリーのウェアを颯爽と着こなすスコットはメディア関係者をも魅了し女性記者たちを夢中にさせた。
あれから18年、彼は41歳3児の父となった。そして身につけているのはバーバリーではなく日本が世界に誇るブランド、ユニクロである。ユニクロはテニスのロジャー・フェデラーやノバク・ジョコビッチがアンバサダー契約を結んでおり、おしゃれなイメージのあるスコットがサラッと着こなすのは悪くない。
しかし先週ネットでバズったのはスコットが毎日同じユニクロの濃いベージュのセーターを着続けていたこと。もちろんシャツとパンツは替えていたがこの時期のロサンゼルスは朝晩冷え込むため薄手のセーターや上着をプロたちは何着か用意している。ところがかつてバーバリーの顔だったマスターズチャンピオンは毎日同じ1枚のセーターで通したのだ。
これについて米ゴルフダイジェストは考えられる理由を箇条書きにしている。
アダム・スコットは試合のために1枚しかセーターを持ってこなかった。
アダム・スコットにとってこのセーターが幸運を呼ぶラッキーセーターだった。
アダム・スコットはテニスプレーヤーが大会を通して同じセーターで戦うのを見てそれがかっこいいと思った。
アダム・スコットはもはや普通のパパで服にこだりがない、などなど。
試合中だけでなくその翌日も話題のセーターを着ていたという情報もあり「我々庶民が1週間同じセーターを着ることはあっても億万長者がこれ?」とネットで話題に。ちなみにスコットはPGAツアーの賞金だけでこれまでにおよそ5800万ドル(約65億円)を稼いでいる。
とはいえゴルフの話題でこれほどユニクロがバズったことはない、そう考えるとスコットはユニクロの最強アンバサダーといえるのかもしれない。やっぱり彼はいい人だった!?