
ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ
ゴルフの上達のためには何か目標を設定し、練習に取り組むことが重要だ。「レッスンでも、目標設定は結構させる……というか、僕が知っておきたいですね」と後藤。
「『どうなりたいのか?』が定まっていないと『じゃあこういう練習をしましょう』に繋がらないです。それに、その人自身も『上手くなっていくイメージ』を作るのが難しくなってしまいます」(後藤、以下同)
ではもっと具体的に『今の自分よりどれくらい先』の目標を設定すれば良いのだろうか。後藤は「言うのはタダだと思っているので、明確に『こうなりたい』があるなら、目標が高くても良いと思います」と続ける。

どんなにハードルが高くても良いから、まずは目標設定をすることが大切だと後藤(写真はイメージ)
「例えば『○○プロのようなスウィングがしたい』とか、それこそ『プロになりたい』って言われても、年齢などゴルフの技術面以外の問題があるかもしれないけれど、技術的にそのレベルまで持っていこうとするのは別に頑張って叶えてあげようって思います。
今までの経験で『ちょっとその目標は無理かも……』って答えたのは、90歳のおじいちゃんがキャリーで200ヤード飛ばしたいって言った時。それはもうフィジカルの限界が……となりましたが、でもそれくらいです。もちろんできるだけ実現する確率は伝えるようにしますが、基本的に目標が高くても否定はしないですね」
ただし「目標への遠さに対して段階を踏めない。これがおそらくなかなか上達せず足踏みしてしまっている方の多くに当てはまることですね」と後藤。
「目標設定はどれだけ高くても良いですが『そのためにやるべきこと』は今のレベルに近づけていく必要があります。
例えば『今ドライバーの飛距離が180ヤード。250ヤード飛ばすのが目標です』という方がいたとして、いきなり70ヤード飛距離アップする方法って、まあないわけですよ。だからまずは190ヤード飛ばせるようになるところから始めて……少しずつ飛距離を伸ばす取り組みをしていくわけです。
目標がどれだけ高くても良いと言ったのは、そのために必要なことを逆算していくと最終的に結構身近な課題にぶつかるからですね」
大目標に対して、中目標、小目標を設定して道筋を立てて、1つずつ課題をクリアし上達していくことが重要というわけだ。そして「その道筋を自分でちゃんと考えること自体が、目標設定をすることの意義です」と後藤。
「100切りが目標なら『なぜ100を切れないか?』を考えること。そうしたら自分の得意・不得意が洗い出せて、取り組むべき課題も見えてくる。そうやって上達の道筋を立てていくんです。そうすれば『上手くなっていくイメージ』も湧いてきます。何をやったら上達するかは人それぞれで、だからこそちゃんと向き合うことが大切ですよ」
伸び悩んでいるというゴルファーは、今一度自分の目標設定から見つめなおしてみてはいかがだろうか。
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。レッスンといっても、言われたことをやれば上手くなると思ってるから。そうじゃない。どっちかって言うと、僕らはヒントを出している側で。ある程度自分で考えて自分の動きにしていってくれるのが1番嬉しいし、多分上達も早い。


