今年で26回目となる「D-1グランプリ2022」。決勝トーナメントに進出するドライバーが決定しました。この企画はメーカーも注目する国内最大級かつ、厳正な商品テストとして広く知られているものです。テスター3人が各ドライバーを10球打ち、ベスト3球の平均値で勝敗を決するルールとなっています。気象の変化やテスターの体力等を考え、テストは2日間にわたり、トーナメント方式による勝ち抜き戦を実施しています。計測は弾道計測器を用いず、実測値による飛距離を採用しています。

メタルからチタンに変わり、ドライバーが「進化期」に突入した1990年代の終わり……。新製品が続々登場するようになり、「どれを買えばいいのか?」正直わからなくなってきました。メーカーの言う「前作比プラス10ヤード」は本当なのか? キャロウェイ「ビッグバーサ」やセイコー「Sヤード」のように、ひとり勝ちするようなドライバーもなくなり、混とんとしたドライバー市場に一石を投じようと誕生したのが「D-1グランプリ」です。

この企画の目的はただひとつ。「ただ純粋に、一番飛ぶドライバーを探そう」というものでした。しかし、ドライバーの飛距離を比べることは、当時ご法度。ドライバーに限らず、商品に得点をつけ優劣をつけることはタブーとされていました。飛距離を比べるなんて、もってのほかです。

だからと言って、「読者主義」を貫くゴルフダイジェスト社は、読者が一番知りたいことを記事にするべきだ、というポリシーを曲げるわけにはいきませんでした。読者は答えを求めている……。それにはメーカーにクレームを付けられない厳正な商品テストを行う必要がありました。テスト形式をオープンにし、時にはテストの観覧を可能にし、テスターには一切の感情を消してもらい「人間試打マシーン」になってもらうことを徹底しました。

「D-1グランプリ」は、メーカーがもっとも気にする商品テスト企画に成長しました。ゴルフダイジェストアワード「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」に匹敵する“欲しいタイトル”のひとつになっています。

画像: 今年で26回目を迎える「D-1グランプリ」。2021年大会の優勝ドライバーはキャロウェイ「EPIC MAX LS」だった(撮影/有原裕晶)

今年で26回目を迎える「D-1グランプリ」。2021年大会の優勝ドライバーはキャロウェイ「EPIC MAX LS」だった(撮影/有原裕晶)

そんな「D-1グランプリ」も今年で26回目となりました。過去10年の優勝・準優勝ドライバーは以下のような顔ぶれでした。

【2014年―21年/過去10年決勝戦の結果】

■第25回(2021年)
優勝/キャロウェイEPIC MAX LS
準優勝/ミズノST-Z

■第24回(2020年)
優勝/キャロウェイMAVRIK SUB ZERO
準優勝/テーラーメイドSIM MAX-D

■第23回(2019年)
優勝/ピンG410 PLUS
準優勝/プロギアRS-F

■第22回(2018年)
優勝/テーラーメイドM4
準優勝/ヨネックスEZONE GT

■第21回(2017年)
優勝/キャロウェイGBB EPICスター
準優勝/テーラーメイドM2

■第20回(2016年)
優勝/キャロウェイXR16
準優勝/ピンG LSTec

■第19回(2015年)
優勝/プロギアiDナブラRS01
準優勝/フォーティーンCT-315

■第18回(2016年)
優勝/テーラーメイドSLDR
準優勝/プロギアegg1

■第17回(2015年)
優勝/ナイキVR_Sコバート
準優勝/タイトリスト913D3

■第16回(2014年)
優勝/ロイヤルコレクションBBD 105Vフォージド
準優勝/ミズノJPX800AD

1998年にスタートしたD-1グランプリ初代優勝ドライバーは、広島県の地クラブ「福山ゴルフF1チタン」でした。第2回優勝ロイヤルコレクションは、関西地区のシングルに支持される地クラブ的なメーカーでしたが、D-1グランプリ優勝をきっかけにその名は全国区となりました。

国内ブランドVS外ブラで見ると、第1回から7回までは国内勢が7連覇。外ブラの優勝は第8回の「ウイルソンNC4」でした。このNC4は、まったくのノーマーク的な存在で、あれよあれよと勝ち進み、決勝戦では当時宮里藍人気で支持されていた「ブリヂストンV-iQ」を破り、優勝をさらっていきました。

直近10年では、外ブラが8勝、国内ブランドが2勝。最後の国内ブランドの優勝は2015年のプロギアiDナブラRS01まで遡ります。一方、キャロウェイはここ10年で4回の優勝を挙げ、メーカー別優勝回数を積み上げています。

【メーカー別/優勝回数】
■キャロウェイ/5回
■ブリヂストン/3回
■ロイヤルコレクション/2回
■ミズノ/2回
■プロギア/2回
■ダンロップ(XXIO)/2回
■ナイキ/2回
■テーラーメイド/2回
■福山ゴルフ/1回
■ウイルソン/1回
■ヨネックス/1回
■ヤマハ/1回
■ピン/1回

3モデルが出場するタイトリスト。悲願の優勝なるか?

画像: 今年の決勝トーナメントはこの対戦でガチンコ対決! 優勝するのはどのドライバーだ!

今年の決勝トーナメントはこの対戦でガチンコ対決! 優勝するのはどのドライバーだ!

「D-1グランプリ2022」決勝トーナメントに駒を進めたドライバーは以下の16モデルになります。

選出方法は、週刊ゴルフダイジェストが実施した「最新ドライバー38モデル、どれだけ飛ぶんだ大調査」の結果に基づくものです。その模様は弊社ウェブサイト「MYゴルフダイジェスト」もしくは、現在好評発売中の臨時増刊「DRIVER OF ドライバー」をご覧ください。

ベスト16の顔触れをみると、混戦は必至です。予選1位のキャロウェイから3ヤード以内に8モデルが入っています。

中でもタイトリスト勢は3ヤード以内に2モデル、予選12位に「TSi2」(6.2ヤード差)が入っています。キャロウェイ、テーラーメイドを脅かす存在であることは間違いないでしょう。とくに、「バランスがいい」と高評価を得ている「TSi3」は、使い手を選ばない対応範囲の広さが、テスターが3人に増えるD-1グランプリでは「吉」と出る可能性があります。

画像: 決勝トーナメントに3モデル進出したタイトリスト勢。悲願の優勝が期待される

決勝トーナメントに3モデル進出したタイトリスト勢。悲願の優勝が期待される

予選上位は外ブラ勢が占め、国内勢は7位のブリヂストンBリミテッドB1が最高位ですが、D-1グランプリでは、過去どんでん返しが幾度も起こっているので、やってみなければわかりません。

ではズバリ、今年のD-1グランプリ、どのドライバーが優勝すると思いますか? あなたの1票を投じてください。

D-1グランプリ2022決勝トーナメント、どのドライバーが優勝すると思う?

  • 1位 キャロウェイ/ローグST MAX LS(297.3y)
  • 2位 コブラ/キングLTDx LS(296.4y)
  • 3位 タイトリスト/TSi4(296.1y)
  • 4位 タイトリスト/TSi3(295.9y)
  • 5位 テーラーメイド/ステルスプラス(295.3y)
  • 6位 ピンゴルフ/G425 LST(295.2y)
  • 7位 ブリヂストン/BリミテッドB1(295y)
  • 8位 本間ゴルフ/TW757 Type-S(294.8y)
  • 9位 グローブライド/オノフKURO(292.3y)
  • 10位 コブラ/キングLTDx(292.1y)
  • 11位 ミズノ/ST-Z220(291.3y)
  • 12位 タイトリスト/TSi2(291.1y)
  • 13位 ヤマハ/RMX VD59(290.7y)
  • 14位 ヨネックス/EZONE GT Type450(290.2y)
  • 15位 ピンゴルフ/G425 MAX(288.8y)
  • 16位 ヨネックス/EZONE GT Type425(288y)
  • 1位 キャロウェイ/ローグST MAX LS(297.3y)
    35
    186
  • 2位 コブラ/キングLTDx LS(296.4y)
    20
    109
  • 3位 タイトリスト/TSi4(296.1y)
    7
    37
  • 4位 タイトリスト/TSi3(295.9y)
    12
    62
  • 5位 テーラーメイド/ステルスプラス(295.3y)
    9
    46
  • 6位 ピンゴルフ/G425 LST(295.2y)
    3
    17
  • 7位 ブリヂストン/BリミテッドB1(295y)
    2
    13
  • 8位 本間ゴルフ/TW757 Type-S(294.8y)
    3
    14
  • 9位 グローブライド/オノフKURO(292.3y)
    1
    8
  • 10位 コブラ/キングLTDx(292.1y)
    2
    13
  • 11位 ミズノ/ST-Z220(291.3y)
    1
    5
  • 12位 タイトリスト/TSi2(291.1y)
    1
    3
  • 13位 ヤマハ/RMX VD59(290.7y)
    2
    9
  • 14位 ヨネックス/EZONE GT Type450(290.2y)
    1
    5
  • 15位 ピンゴルフ/G425 MAX(288.8y)
    1
    7
  • 16位 ヨネックス/EZONE GT Type425(288y)
    0
    2

「優勝ドライバー予想」を終えた方は、“世界イチの品質を誇る”信頼のタイトリスト「プロV1」プレゼントの応募をお忘れなく! 1ダースを「3名」の方にプレゼントいたします。応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。

いわずと知れた世界ツアー使用率NO.1ボール「タイトリストプロV1」。ロングゲームではスピン量を抑え、さらなる飛距離性能を実現し、グリーンを狙うミドル&ショートレンジでのゲームでは抜群のスピンコントロールを発揮する。その性能の高さは世界のトッププロのお墨付き。

タイトリスト「プロV1」プレゼント応募はコチラから

画像: reg34.smp.ne.jp
reg34.smp.ne.jp

D-1グランプリ2022の結果は、月刊ゴルフダイジェスト9月号(7月21日発売)に掲載予定です。または、弊社ウェブサイト「MYゴルフダイジェスト」をご覧ください。

ゴルフダイジェストWEBメールマガジン「ナイスショット通信」では、独自目面の分析を加えた「もうひとつのD-1グランプリ2022」の配信を予定しています。

毎週木曜日、無料配信「ナイスショット通信」の購読登録はコチラ

好評発売中!最新ドライバー38モデルを分析した臨時増刊号「DRIVER OF ドライバー」は弊社公式通販サイト「Gポケット」他、Amazonでもご購入いただけます。

Gポケットはコチラ

Amazonはコチラ

This article is a sponsored article by
''.