「もっこす」とは肥後もっこすのことで熊本県の男性の気質を表すときに使われる。正義感が強く、曲がったことが大嫌い。その言葉がぴったりなクラブデザイナーでマスダゴルフ主宰・増田雄二がゴルファーの悩みに今日も答える!今回はよく聞くあの悩み!

(質問)
いろいろなレッスン記事や動画を見て練習しています。スウィングについてもさまざまな理論を勉強していますが、気になるのは、それがドライバーでもアイアンでも同じなのかということです。ティーアップして打つドライバーと地面から打つアイアンは、同じスウィングでいいのでしょうか?(高知県 40歳 平均スコア100)

画像: アイアンとドライバーの打ち方は同じなのか? ひょっとしたらゴルファー永遠のテーマなのかもしれない

アイアンとドライバーの打ち方は同じなのか? ひょっとしたらゴルファー永遠のテーマなのかもしれない

担当記者(※以下GD):ドライバーとアイアンのスウィングが同じなのかということに悩んでいる人は多いですね。読者からも「これはドライバーも同じですか?」とよく聞かれます。

増田:言うまでもないことですが、基本的には同じですよね。それは当たり前の話で、ドライバーとアイアンでまったく違う打ち方をする人はいません。しかし、形状が大きく違うことを見てもわかるように、ドライバーとアイアンの特性はやはりちょっと違うんです。そのためスウィングも似て非なるところは確かにあります。

ドライバーがいい日はアイアンがダメで、アイアンがいい日はドライバーがダメとよく言うでしょ? 日によってもそれが変わってしまうくらい微妙な話なんです。
じつはプロであっても、両方得意な人は意外と少ないんです。むしろどちらかが得意なら、それが試合でも大きな武器になります。

GD:たしかにタイガーや松山英樹は、ドライバーよりもよりアイアンを得意とするプレーヤーに見えますね

増田:特性が違うし、要求されている技術も微妙に違います。一般的なアマチュアの場合だと、意外とアイアンが難しいかもしれません。地面にあるものを上からしっかりとコンタクトして、上手く打つのは難しいんです。芝が薄かったりすると、ちゃんと当たるかなという不安もあります。

いっぽう、現代のドライバーはヘッドがとにかく大きいし、フェース面も大きくなっています。しかもティーアップをしているので、上からでも下からでもどちらのクラブ軌道でもなんとか打つことができる。フェースに当たりさえすれば、前に飛ぶ確率も高くなります。そう考えると、ドライバーはやさしいでしょう?

もちろんOBになることもあるんだけど、あまり当てることにとらわれず、ブンッと振っていける唯一のクラブです。もっとも、大きくなったために、ほかのクラブと特性が離れてしまったということが言えますが。

GD:成功率をあげるために、ドライバーとアイアンはどう打ち方を変えればよいでしょう?

増田:そのコツをひと言で言える話ではないですが、まずはボール位置をチェックしてみてください。ドライバーのボール位置は左足かかとの前と言われていますが、そのくらい左にあれば、長いシャフトでもヘッドを上手く加速させるスペースができます。多少、下から入ってアッパーブローになってもいいわけだから、安心して振り抜いてほしいですね。

逆にアイアンは上から打つために、ボール位置はより右足寄りになるでしょう。ショートアイアンなら、スタンスの真ん中周辺になります。基本的なスウィングはなるべく同じにしたいですが、アドレスと軌道のイメージを変えて、クラブの特性に合うような打ち方に変えたほうが合理的でしょう。

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