全英オープン特派記者の週刊ゴルフダイジェスト・グッチーが、テレビではなかなか放送されない選手たちの情報や、舞台オールドコースの裏側、観戦事情などをお届け!第5回目の今回は、ギャラリーへの”手厚いサービス”について!
画像: ビーズソファーが置かれ、超リラックススペースのギャラリープラザ

ビーズソファーが置かれ、超リラックススペースのギャラリープラザ

すべてがケタ違いのスケール感

おはようございます! いよいよ今日で最終日を迎える「第150回全英オープン」。多くのメディアで取り上げられていましたが、タイガー・ウッズの〝36ホール目〟はまさにゴルフ史に残るであろう名シーン。それを成立させたのもタイガーを万雷の拍手で迎えた「ギャラリー」のおかげでした。現地では毎日そこかしこで大歓声が起きていますが、それもそのはず、今大会は総勢約30万人の来客が見込まれていて、これは歴代最多だった2000年の約24万人を抜くことが確実視されています。フェアウェイやグリーンのアンジュレーションはなかなかきついですが、コース全体としては平坦なリンクス。二重三重と人が重なり合うと、プレーを見るのもひと苦労で、大の大人が肩車をしないと見えないほどです。

画像: 人気選手になると、この光景も当たり前!? 肩車している人は見えているのかな……

人気選手になると、この光景も当たり前!? 肩車している人は見えているのかな……

そんなギャラリーのひとたちの楽しみのひとつが、いわゆる”ギャラプラ”。日本でも馴染みがあると思いますが、こちらは規模がケタ違い。飲食(もちろんお酒を含みます。というより、ほとんどの観客がお酒メインな気がします(笑))を提供する場所に、強風でも倒れないようなしっかりとした建物を作り、その前にはベンチや椅子はもちろん、ビーズソファーなどが置かれ、リラックスできるスペースになっています。そして、そのスペースの前には巨大なスクリーンがあり、試合の映像がリアルタイムで流れるので、スーパーショットなどの見どころが映されると、アルコールのおかげかどこよりも大きな歓声が上がるんです。このソファーに座って、スクリーンを見ていたら、ほんともうダメになります…(このままソファに座りながらの取材でいいですか?編集長!)。

なお、このギャラプラはコース内に1カ所ではなく、会場に大小あわせて4、5カ所あります。ちなみに、ギャラプラでは水が1.5ポンドで売られていますが、近くには無料の飲水設備があり、それはタダ。一応、「1.5ポンドの寄付をお願い」と書かれていますが、今のところ払っている人を一度も見たことはないです……。ちなみに、利用者に聞いてみたら、「午前中は冷たい水が出たけど、午後の暑いときにはぬるくなっていた」と言っていました。利用する人が多いので冷却が間に合わないみたいです。

画像: 19年の全英オープンから設置されているという無料のウォーターサーバー。朝方は冷たいが、午後にはもうぬるくなっているらしい

19年の全英オープンから設置されているという無料のウォーターサーバー。朝方は冷たいが、午後にはもうぬるくなっているらしい

そのほか、全英オープンの公式グッズを売っている「THE SHOP」が大小1カ所ずつ、PGAのティーチングプロたちが無料レッスンをしてくれるブース、最新シミュレーション機器を紹介するブースなどもあり、連日どこも満員。これだけのギャラリーが入っているので、「THE SHOP」では売り切れ続出です。今回、この特設サイトの読者プレゼントを、早めにに購入しておいてよかったとホッとしております。状況から考えるといますぐにとはいかないかもしれませんが、このようなイベントが当たり前のようにできる日が来ることを切に願います!

PHOTO/姉﨑正

画像: my-golfdigest.jp
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