最新の弾道解析器「GCクワッド」やパッティングを解析する「CAPTO」などを導入し、ゴルファーのスキルアップをアドバイスする「エンジョイゴルフ&スポーツ」が主催するパッティングセミナーに潜入! そこではどんなことを学ぶことができるのか、気になったことをいくつか紹介!

最新機器で培ったデータをもとにプロ、インストラクターのスキルアップを目指し「エンジョイゴルフ&スポーツ」は定期的にセミナーを開催している。今回はパッティングセミナーに参加して、その内容を覗いてみることにした。

画像: 「CAPTO」で分析されたデータをもとにパッティングにまつわる、さまざまな課題を克服していく

「CAPTO」で分析されたデータをもとにパッティングにまつわる、さまざまな課題を克服していく

午前中は座学。まずはカップインの条件をみんなで出し合う。みなさんも考えてみて欲しい。どんなことを思いつくだろうか。

「ボールがカップに届く」「方向性が合っている」「フェースの向き」「傾斜の読み」「ストロークのテンポがいい」「ボールを芯に当てる」などなど。

出てきた意見は、テンポや芯に当てるなどの「ストローク」に関係すること、フェースの向きや打ち出し方向の「方向性」に関係すること、ストレート、スライス、トップスピンなど「ボールの回転」に関係すること、ラインや傾斜など「リーディング」に関係すること、などいくつかの項目に分類でき、フォーカスすべきポイントが見えてくるようになる。

まずはこういうことを自分たちで確認することによって、やっていいこととやっていけないことを認識し、これに感性を加えることで、カップインの確率を上げていこうというわけだ。

画像: これはテークバックをゆっくり引きすぎる人はパターの上に乗せたコインを落とすようにバックスウィングすることで適正な速さになるというドリル

これはテークバックをゆっくり引きすぎる人はパターの上に乗せたコインを落とすようにバックスウィングすることで適正な速さになるというドリル

中でも興味深かったのはパッティングにおいては「フェースの向き」と「ストロークの軌道」が打ち出す方向に対して及ぼす影響は9対1の割合だということ。いかにセットアップでのフェース面の向きが大事かということがわかる。

実際にプロたちもフェースを目標に対してスクエアにセットしているつもりでも計測してみるとターゲットとは別の方向を向いている人のほうが多かった。

さらに興味深かったのはボールにラインを引くゴルファーだった場合、どちらの手でボールをセットしているかも重要だということ。たとえば右利きで左目が利き目だった場合、右目と左目の距離分ラインがズレる可能性があるという。だから左目が利き目なら左手でボールをセットしたほうがいいという。普段気づかずに自然にやっている、このようなことまでパッティングに影響を及ぼしているのだ。

細かい理論、チェック方法などを学んだあと、自分のセットアップやストロークを確認して、午後は「スノーマンドリル」と呼ばれるパッティングのスキルテストをおこなった。

画像: カップから時計の文字盤のようにマークされた箇所からパッティングをおこない点数をつける「スノーマンドリル」。苦手な距離とラインが明確になる

カップから時計の文字盤のようにマークされた箇所からパッティングをおこない点数をつける「スノーマンドリル」。苦手な距離とラインが明確になる

「スノーマンドリル」とは、時計の文字盤のように12時の位置からは下りの真っすぐ、反対の6時からは上りの真っすぐ、3時からはフック、9時からはスライスとなるようカップ位置を決め、1時から12時までのラインを設定し、ラインごとにカップから60センチ間隔で6個のマークを置く。72か所のマークからボールを打って点数化したカップインのポイントを調べるもの。このテストによってラインによる得手不得手が如実にわかるというものだ。

このテストを4パターンおこない、講義が終了。参加したプロたちは終わってからもパター談義を続けるほど、学びの多い1日となった。

かつては感覚だけでレッスンしていた部分に科学を取り入れ、数値化することで、より的確に分析できる指導者やプロが増える。このようなセミナーはこれから、もっと必要とされてくることだろう。

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