ゴルフダイジェスト(以下GD):奥村竜也コーチから教わったスウィングで大切なことは?
セキ:以前は持ち球のドローで攻めていましたが、3つのスウィングを使い分けるよう
になりました。
GD:3つのスウィング?
セキ:はい。飛距離を稼ぎたいドライバーは、インサイドアウト軌道でドローボールを打っています。インサイドからクラブを下ろし、ややアッパーでボールをとらえ、アウトサイドに高く振り抜いていくイメージで振ってます。
GD:フェアウェイウッドは?
セキ:フェアウェイウッド、ユーティリティ、8番までのアイアンは、ストレートボールを打っています。軌道はインパクトゾーンでヘッドが真っすぐ目標方向に動くイン・トゥ・イン。ややダウンブローにボールをとらえています。
GD:それ以外の番手は?
セキ:ピンをデッドに狙う9番アイアン以下の番手では、グリーン上で止まりやすいフェードボールを打っています。そのため、ヘッド軌道はアウトサイドイン軌道。クラブをアウトからダウンブローに入れて、インに低く抜いていきます。
GD:それはなぜですか?
セキ:ピンをデッドに狙うショートアイアンやウェッジでボールをグリーンに止めて、バーディを取るためです。
GD:だから、9Ⅰ以下はフェードなんですね。
セキ:そうです。でもショートアイアンだけアウトサイドイン軌道に変えて、他はすべてインサイドアウト軌道のままでは上手く打てません。そこで、中間的なクラブはイン・トゥ・イン軌道でストレートを打っているんです。
GD:バーディ数やイーグル数が増えた秘密はそれですね!
飛距離を稼ぐドライバーはインサイドアウト(左)、フェアウェイウッドとユーティリティ、8Iまでイン・トゥ・インでややダウンブロー(中)、9I以下の番手ではクラブをアウトからダウンブローに入れて、インに低く抜く(右)