9月に初優勝を挙げたセキ・ユウティン。奥村竜也コーチの教えで「飛ばし屋」に大変身した彼女のスペシャルレッスンを大公開! みなさんのゴルフにもきっとお役に立ちます!
GD:セキ・ユウティンプロは、データを見ても、昨シーズンより約20ヤードも飛距離アップしているんですね?
セキ:そうなんですよ。奥村竜也コーチにスウィングのことをいろいろ教えてもらって、飛ぶようになったんです。
GD:どんなことを教わったのでしょうか?
セキ:私、顔がぜんぜん動かないスウィングだったんです。
GD:顔が動かない!?
セキ:ボールをずっと見続けて、重心を右に残したまま手で軌道をなぞるように振っていたようなんです。せっかく171センチと背が高いんだから、もっと左右の体重移動を使ってダイナミックに振っていけ! ということですね。
GD:なるほど。
セキ:そのためには、まずトップで右足に乗る。次に切り返しから腰を左にスライドする。最後に左に踏み込んで腰を回転させる、の3つです。
GD:ときどき1本足打法もやってましたよね?
セキ:体重移動を大きくするために‟ステップ打ち”を練習で始めたんですが、よく飛ぶし、曲がらないんですよ。だったら試合でもやっちゃおうと思ったんです。
GD:トップで左足をちょっぴり浮かせていますよね。
セキ:左右の体重移動をしっかり使うために、スタート前の練習だけでなく、試合でもときどき1本足打法で打っていました。打ち方のコツは、トップで完全に右足に体重を乗せることと左に強く踏み込んで地面反力を受けること。この打ち方だと、体重移動をマックスにできるので、250ヤードまで飛ばせるんです。
※週刊GD22年11月8日号巻頭レッスン「初優勝は飛距離アップのおかげです」より