ドライバーやアイアンは新しいモデルが登場すると切り替えるが、パターだけは同じモデルを使い続ける選手がいる。また、一度は違うモデルに浮気しても、結局もとのパターに戻ることも。彼らがこよなく愛するパターは、もしかしたら"名器"なのかもしれない。そこで、プロが長年使い続けるパターを中古相場とともに調べた。

金谷拓実は4年前のピン
古江彩佳は3年前のスパイダー

画像: 金谷拓実は4年前のピン 古江彩佳は3年前のスパイダー

男女ツアーの2人のパット名人、金谷拓実と古江彩佳はそれぞれ"ちょい古"モデルを愛用中。金谷拓実はアマチュア時代から18年モデルのピンゴルフ「シグマ2アーナ」を愛用。古江彩佳はプロ2年目の昨秋に変更したテーラーメイド「スパイダーX チョークホワイト」を使っている。さらに国内だけでなく、海外にもパターだけは替えないプレーヤーを発見!

金谷拓実はアマ優勝時からこのパターを愛用
ピンゴルフ「シグマ2 アーナ」
中古相場1万3000~2万4000円

画像1: 金谷拓実はアマ優勝時からこのパターを愛用 ピンゴルフ「シグマ2 アーナ」 中古相場1万3000~2万4000円

プロ仲間からもパッティング巧者と評される金谷がアマチュア時代から一貫して使用し続けているピンのシグマ2アーナ。「形状はハーフマレットタイプで、軟らかめの打感が好きなんです。このパターはピンの中でも軟らかい部類。気に入っています」(金谷)

画像2: 金谷拓実はアマ優勝時からこのパターを愛用 ピンゴルフ「シグマ2 アーナ」 中古相場1万3000~2万4000円

古江彩佳の優勝を支えてきた
テーラーメイド「スパイダーX チョークホワイト」
中古相場1万4500~3万2000円

画像1: 古江彩佳の優勝を支えてきた テーラーメイド「スパイダーX チョークホワイト」 中古相場1万4500~3万2000円

20年東海クラシックからオデッセイ「ストロークラボTEN サイトライン」に変更し、すぐさま優勝。20年は3勝を挙げるも21年は秋まで未勝利。しかし、富士通レディースで「スパイダーX」に替えてから3勝を含む、すべての試合でトップ5入り。

画像2: 古江彩佳の優勝を支えてきた テーラーメイド「スパイダーX チョークホワイト」 中古相場1万4500~3万2000円

R・マキロイはこのパターで世界一に返り咲き

画像1: 【名器パター研究】古江彩佳は3年前のスパイダー、金谷拓実は4年前のピンシグマ2。プロが長く愛用するパターを大追跡

2021年
テーラーメイド
スパイダーXハイドロブラスト

画像2: 【名器パター研究】古江彩佳は3年前のスパイダー、金谷拓実は4年前のピンシグマ2。プロが長く愛用するパターを大追跡

2021年8月のBMW選手権から使い慣れた「スパイダーX ハイドロブラスト」に戻し、22年11月に世界一に返り咲いた。「パッティングのアライメントを改善してくれるので、ショートパットが良くなった」とマキロイ。

シェーン・ローリーの
手放せない2本の"2ボール"

画像1: シェーン・ローリーの 手放せない2本の"2ボール"

22年BMW PGA選手権でV
2013年
オデッセイ「ホワイト・ホットプロ2ボール」
中古相場1万~1万6000円

画像2: シェーン・ローリーの 手放せない2本の"2ボール"

もっとも古い愛器はこの「ホワイト・ホットプロ2ボール」。しかし、22年ザ・CJカップの初日に悪夢が。アクシデントでこのパターが壊れ、スペアがないため、当日夕方に近くのPGAツアー・スーパーストアで「ホワイト・ホット OG 2ボール」を購入するはめになったという。ローリーの「EXO 2ボール」は特別製で、通常のアライメントは白い円が2つだが黒。また、ヘッドの中心から重量を取り除き、安定性を高めるためにステンレス鋼で周囲に再配分した。ローリーは「マイクロヒンジ」の変わりに「ホワイト・ホット」インサートに変更している。

画像3: シェーン・ローリーの 手放せない2本の"2ボール"

19年全英オープン優勝
2019年
オデッセイ「EXO 2ボール」

画像4: シェーン・ローリーの 手放せない2本の"2ボール"

2022年週刊ゴルフダイジェスト11月22日号より(PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara)

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