松山英樹の2023年がスタート。ハワイの2週間はセントリートーナメントが21位タイ、ソニーオープンが48位タイといま一歩。体のコンディションも心配なところ…。ともあれ、松山英樹の最新クラブセッティングを紹介する。

松山英樹のPWがスリクソン新Zフォージドにスイッチ

まずは松山英樹が今年になってスイッチした1本から。これまではロフト46度のクリーブランドRTX4フォージドをPW代わりに入れていたが、新しいスリクソンZフォージドのPWに替わった。昨年末にダンロップのクラブ担当に聞いた際には、「今はクリーブランドの46度ですが、今後、アイアンタイプに戻る可能性があるかもしれません」と話していたとおりのスイッチとなった。4I~9Iも今後、新Zフォージドに替わっていきそうだ。

画像: スリクソンのニューアイアン。ZフォージドⅡのPWを採用

スリクソンのニューアイアン。ZフォージドⅡのPWを採用

画像: 前作は滑らかなバックフェース形状だったが、新作は打点裏が上下方向に厚肉化されて、いかにも強い球が出そうなデザイン

前作は滑らかなバックフェース形状だったが、新作は打点裏が上下方向に厚肉化されて、いかにも強い球が出そうなデザイン

前作は滑らかなバックフェース形状だったが、新作は打点裏が上下方向に厚肉化されて強い球が出そうなデザインだ。すでにかなり使い込んでいる雰囲気。正式名はスリクソンZフォージドⅡ。

スリクソンZX5MkⅡのLSモデル。まさに松山英樹のためのロースピン仕様

画像: スリクソンZX5MkⅡLSドライバー。ロフトは10.5度、シャフトツアーAD DI-8

スリクソンZX5MkⅡLSドライバー。ロフトは10.5度、シャフトツアーAD DI-8

クラブセッティング全体を撮影したのは昨秋の日本。この時点でドライバーを新しいスリクソンZX5 MkⅡLSにスイッチしていた。LSは、ZX5に新しく加わったロースピンモデルでヘッドスピードが速い松山英樹に、まさにピッタリのモデルといえるだろう。撮影時にはツアーAD DIを挿していたが、その後、テンセイプロブルーに替えてテストするなどの情報もあった。ダンロップのツアー担当に聞いてみると、「ドライバーのシャフトは色々と試しています。今は使い慣れた(ツアーADの)DIに戻っていますが、今後、何を挿すかはわかりません。スウィングやヘッドの変化に応じてDIではなくなる可能性もあります。フルチタン製のヘッドはとても気に入っています。『インパクトでチタンならではの“たわみ”があって、その後もう1回たわみ戻る感覚があって、パワーがしっかり伝わっている感じがします。やっぱりチタンっていいですよね』とは本人の感想です」

冒頭に触れた通り、アイアンはこれから本格的なテストに入る予定とのこと。「アメリカ本土に戻ってから新しいZフォージドアイアンのテストをする予定。簡易的なテストでは良い感じを得られています。松山英樹プロ本人もモデルチェンジに向けてわくわくしています」(同クラブ担当)

また、クラブセッティング撮影時、3Wはテーラーメイドのシム2だったが、ハワイではステルス2にスイッチされた。5Wはコブラのラッドスピードツアー。この2本もシャフトはツアーAD DIだ。

パターはバックフェースにHIDEKIと入るスコッティキャメロンニューポート2タイプのプロト。ヘッド素材はGSS(ジャーマンステンレススチール)。ボールはスリクソンZXスターXV。ナンバーの78は優勝したマスターズ(2021年)でのキャディのつなぎの番号だ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年1月24日号より(PH/Blue Sky Photos、Hiroyuki Okazawa)

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