昨年の全米プロ優勝を含めてメジャー2勝、PGAツアー15勝の“実力派飛ばし屋”ジャスティン・トーマス。今年出場の2戦はどちらも25位タイと試運転状態だが、これからのビッグトーナメントに向けてコンディションを上げていくはず。昨年後半、ドライバーをTSi3からTSR3にスイッチしたジャスティン・トーマスのクラブセッティングを見ていく。
画像: ツアー15勝(メジャー2勝)。タイガー・ウッズと同じフロリダ州ジュピターに拠点を構えるジャスティン・トーマスの最新クラブセッティング

ツアー15勝(メジャー2勝)。タイガー・ウッズと同じフロリダ州ジュピターに拠点を構えるジャスティン・トーマスの最新クラブセッティング

弾道はギアで改善できる。ジャスティン・トーマス

画像: TSR3のロフトは10度だがネック調整で9.25度に立てる。シャフトは前モデルから継続してディアマナZFを挿す

TSR3のロフトは10度だがネック調整で9.25度に立てる。シャフトは前モデルから継続してディアマナZFを挿す

新しいTSR3にドライバーをスイッチした経緯についてジャスティン・トーマスは、「前モデルと比べて、最も大きな違いを感じたのがスピンです。打点をヒール寄りにミスしてもスピン量がほとんど増えず、逆にトウ寄りにヒットした時はスピン量が少し増えて助けてくれるんです。打点のブレに対して、弾道のブレが少なく、このミスヒットへの強さは感動するほどでした。これがTSR3にスイッチした大きな理由です」

画像: ジャスティン・トーマスのドライバーショット

ジャスティン・トーマスのドライバーショット

ヘッド性能の恩恵を受けつつ、振り心地は変わらないようシャフトは前モデルと同じ、ディアマナZFのままだ。

画像: 3WはTS3。シャフトはテンセイAV Rawブルーの80グラム台。ロフトは15度だが、ライ角を0.75度寝かせ、持ち球のフェードの操作性を高める

3WはTS3。シャフトはテンセイAV Rawブルーの80グラム台。ロフトは15度だが、ライ角を0.75度寝かせ、持ち球のフェードの操作性を高める

アイアンはタイトリストと共同製作した621・JTプロト

アイアンは4IがT100で、5Iから9Iはタイトリスト開発チームとトーマスが共同製作した621・JTプロト。フェース形状、ソールのグラインド、番手ごとの重心設定などをトーマス好みに徹底的にこだわったプロトだが、そこで得た発見が現在のTシリーズアイアンや将来のモデルへ「フィードバックされています」と開発チームの担当者。そういった背景もあってT100の4Iもお気に入りとのこと。

画像: ジャスティン・トーマスの頭文字。タイトリストと共同開発したまさにパーソナルモデル

ジャスティン・トーマスの頭文字。タイトリストと共同開発したまさにパーソナルモデル

画像: 4番アイアンはT100

4番アイアンはT100

ロブウェッジはロフト60.5度のプロト。地面が硬く芝が薄い時用のTグラインドのソールと、バミューダ芝のラフや砂質がフカフカのバンカーに適したKグラインドソールの2本を持ち、コースに応じて使い分ける。ちなみに昨年の全米プロでは「フカフカな砂のバンカー攻略がカギになる」とKソールを使って見事優勝した。

画像: ドライバーからロングアイアンまで低中弾道気味だったじゃシティン・トーマス。高弾道を得るために選んだのがプロV1x。以来、一貫してこのボール

ドライバーからロングアイアンまで低中弾道気味だったじゃシティン・トーマス。高弾道を得るために選んだのがプロV1x。以来、一貫してこのボール

ボールはプロV1x。ジャスティン・トーマスは「打ち出し角が高くなるプロV1xを使うことで、(低中弾道気味の)自分自身の課題を改善できる、そう感じて選びました。硬いグリーンにロングアイアンを打っても、このボールならしっかり止められることを実感しています」と選んだ理由をコメント。

画像: ジャスティン・トーマス/1993年4月生まれ。ケンタッキー州ルイビル出身。アラバマ大を経て2013年プロ転向。全米プロ2勝(2017、2022年)。2017年のPGAツアー最優秀選手。PGAツアー通算15勝

ジャスティン・トーマス/1993年4月生まれ。ケンタッキー州ルイビル出身。アラバマ大を経て2013年プロ転向。全米プロ2勝(2017、2022年)。2017年のPGAツアー最優秀選手。PGAツアー通算15勝

2023年週刊ゴルフダイジェスト2月7日号より(PH/Yasuhiro JJ Tanaba、Blur Sky Photos)

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