深いラフ、しかも逆目ともなればアプローチは至難の業。しっかり寄せるためには「構え方が重要です」というのはプロゴルファー・大谷奈千代。詳しく教えてもらおう。

寒い日が続くと夏のゴルフが恋しくなりますよね。気候が温かくて芝が元気な時、難しくなるのがグリーン周りからの深いラフ。

このような状況は難しいので、まずはグリーンに乗せておくといった心構えが大切です。無理に寄せようとして大ショート。で、またラフに入ってしまうと、ダブルボギーやトリプルボギー、もしくはそれ以上の大叩きになってしまいます。

難しい状況と感じたら10メートルや15メートルからでも良いので、次の一打をグリーン上で打てる状況に持っていくことができれば最高ですよ!

とはいえ、こういった状況でランニングアプローチのような打ち方をしてしまってはボールをグリーンに乗せておくことができなくなってしまいます。ということで、芝が元気になる前に逆目のラフからの脱出について予習しておきましょう!

画像: 深めで逆目のラフからのアプローチはどう打つのが正解?

深めで逆目のラフからのアプローチはどう打つのが正解?

深い逆目からのラフのアプローチではアドレスがとても大事になってきます。腰の高さでクラブを持ち、フェースを11時から10時に向けてオープンにしてからグリップしましょう(フェースをオープンにするほどロフトが開くので、ボールは高く上がるようになりますよ!)。

次にグリップエンドをおへそに向けてハンドレイトにしてください。ショットを打つ時のように、手元のグリップ位置がハンドファーストになっていると、ミスの確率がグッと上がってしまいます。

画像: フェースを開きハンドレイトに構えよう

フェースを開きハンドレイトに構えよう

ハンドファーストで構えてしまうと、クラブの軌道はインサイドから入ってくるようになります。また、フェースを開くとロフトは大きくなりますが同時に右を向きます。アドレスでフェースを開き、ハンドファーストで構えてしまうと、フェースが右を向き+インサイドから入る=余計右に振り抜けてしまうといったショットになってしまうのです。

画像: フェースを開いた状態でハンドファーストに構えると、右に振り抜けやすくなる。深く、逆目のラフでは芝の抵抗に勝てず、そのままボールも右に飛んでしまう

フェースを開いた状態でハンドファーストに構えると、右に振り抜けやすくなる。深く、逆目のラフでは芝の抵抗に勝てず、そのままボールも右に飛んでしまう

特に逆目のラフでは芝の抵抗があるので、フェースが開いて右を向いたまま、右に振り抜いてしまうと、ボールはそのまま右に飛んでいってしまいます。

こうなると必要以上にたくさんフェースローテーションが必要になるので上手くいく時は良くても、失敗したときはざっくりやトップといった様々なミスが起こってしまいます。

ボールを上げたい時はフェースを開き、グリップエンドがおへそを向くように、ハンドレイトで構えるようにして下さい。

ハンドレイトにすることで、クラブの軌道がイントゥインになるので、ボールをターゲット方向に打ち出せるようになります。

画像: 正しい構え方を覚えて、逆目のアプローチを成功させよう!

正しい構え方を覚えて、逆目のアプローチを成功させよう!

また、よほどの砲台グリーンでない限り、スタンスはスクエアに構えることをお勧めします。オープンスタンスになると、クラブの軌道がカットになってしまうので距離が出にくくなってしまい、大ショートしてしまう原因になりますので注意が必要です。

フェースを開いてハンドレイトにすることで飛ばない条件が揃っています。ボールは真ん中に置いて、素振りで決めた振り幅でしっかりスウィングするようにしましょう!

This article is a sponsored article by
''.