ラウンド中、すべてのショットでフルスウィングがベストとは限らない。意図的に飛距離を落とすコントロールショットを打つコツを、プロゴルファー・大谷奈千代に教えてもらおう。

いつもならボギーのホールが1打縮まって、パーになったら嬉しいですよね! ましてや、バーディーが決まると、気持ちが晴れやかになり疲れがどこかに飛んでいってしまいます!

そんなバーディチャンスに付きやすいのがロングホールや短いパー4。ピンまで残りの距離が、100ヤードでしたらベタピンのチャンスがありますよね!

しかし、こんな時ピッタリ距離の合うフルショットが残るのはなかなか無いのが難しいところなんです。例えば、PWで115ヤード飛ぶとしたら、15ヤード距離を落とすためにコントロールする必要があります。今回は、PWで100ヤードの縦距離を合わせるためのコントロールショットについてレッスンしていきましょう!

コントロールショットが苦手な方の多くはボールが飛びすぎないように、力を緩めて柔らかいボールを打つイメージを持たれているようです。

しかし、このイメージではスウィング全体に緩みが起こってしまうので注意が必要です。PWのフルショットから距離を15ヤード落とすのはグリーン周りから30ヤード以内でふわっと柔らかく打つアプローチとは違いますので、ある程度スウィング全体にしっかりした張りが必要になってきます!

画像: コントロールショットだからといって、スウィングを緩めてしまうのはNGだ

コントロールショットだからといって、スウィングを緩めてしまうのはNGだ

ポイント①振り幅をコンパクトにする!

スウィングの大きさを小さくします。

距離に対してバックスウィングが大きすぎると、インパクトに向かってクラブを減速させてしまうためスウィング全体に緩みが起こってしまいます。

フルスウィングのトップでは、グリップの位置が右耳の横あたりにきますが、コントロールショットでは肩の高さくらいのトップの位置で終えるようにコンパクトなポジションで収めるようにして下さい。

画像: 振り幅はフルスウィングの場合よりもコンパクトに収めよう

振り幅はフルスウィングの場合よりもコンパクトに収めよう

またフォローサイドも同じように、肩の高さでフィニッシュを終えるようにしましょう!

ポイント②手先を使わずに体のターンでボールを打つ!

両手を合わせて左右に手元を遠くに持っていくようにスウィングします。

実際のショットでは、アドレスで作った腕の三角形の距離を変えずにスウィングします。トップでは手元を遠く、フィニッシュでも手元を遠くするくらいで三角形の距離を保つことができますよ!

画像: 両腕と手元で作られる三角形のシルエットを保つイメージで打ってみよう

両腕と手元で作られる三角形のシルエットを保つイメージで打ってみよう

こうすることで手を使わず腰のターンだけでボールを打てる、つまり下半身リードが達成されます。するとハンドファーストな状態でインパクトができ、強いボールが打てるようになるのです!

ポイント③タオルを両脇に挟んでスウィングする!

コントロールショットでは、緩まず、しっかりスウィングするために体幹でフィニッシュすることが大切です。

この感覚をなかなか掴めない方は、両脇にタオルを挟んでスウィングすることをおすすめします。両脇をしめることで腹筋に力が入るようになるので、体幹を使うことができやすくなりますよ!

画像: タオルを両脇に挟んでスウィングすることで、自然と体幹も使える

タオルを両脇に挟んでスウィングすることで、自然と体幹も使える

コントロールショットでは、しっかり体幹を使った強い球が正解です! 是非参考にされて下さい!

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