かつてアメリカでは練習場を探すのが難しく、たとえあったとしても半数以上はアジア人という光景がよく見られた。しかし、最近は「練習場しか行かない」アメリカ人が増えているとか。
画像: アメリカのゴルフ練習場の多くは、日本と比較すると、広大で解放感もあり、環境に恵まれている。"打ちっ放し"だけで満足するのも理解できる!?

アメリカのゴルフ練習場の多くは、日本と比較すると、広大で解放感もあり、環境に恵まれている。"打ちっ放し"だけで満足するのも理解できる!?

「昨年にゴルフ場でプレーした人数は約2560万人。前年比で2%増加したが、“ゴルフ場以外"でプレーした昨年の人数は2790万人となり、13%も増加。初めて『オンコースのプレー人口をオフコースのプレー人口が超えた』ことになる」

とゴルフビジネスの調査会社ナショナルゴルフファウンデーション(NGF)のジョー・ベディッツ氏が同社のウェブサイトで公表した。

もっともこの数値は重複しており、練習場とゴルフ場の双方でプレーした人が1240万人ほどいるというが、ゴルフ場しか行かないゴルファーは1320万人で平均年齢が46歳、女性の比率は28%。一方、練習場にしか行かないゴルファーは1550万人いて、こちらは平均年齢31歳、女性の比率は41%と高くなっている。

この数字だけ見ると、コースデビュー前の初心者が多くいるように見えるが、実はオフコースのカテゴリーには、トップゴルフ(※)やシミュレーションゴルフも含まれている。

先の2月7日に発表されたトップゴルフ・キャロウェイ社の収支報告では、なんと昨年、傘下のトップゴルフの売り上げがキャロウェイ本体の売り上げを初めて超えている(トップゴルフが約15.5億ドル、キャロウェイ本体が14.1億ドル)。

トップゴルフの売り上げから見ると、1人20ドルを支払ったとして延べ7750万人。

もちろん数字はアメリカだけの売り上げではないが、“オフコース”のゴルフ人口の大半はトップゴルフが占めているのだろうか。

あるいは、女性を含めたアメリカの若者たちには、トップゴルフ=ゴルフということになっているのかも?

※トップゴルフ:お酒を片手に音楽を聴きながら大人数で練習できるエンターテインメント施設。アメリカやイギリス、ドイツなどで流行している

週刊ゴルフダイジェスト2023年3月7・14日号「バック9」より

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