2023年から変更が入ったゴルフ規則。みんなはしっかり覚えている? プロゴルファー・大谷奈千代に、ルールの変更点をイラストを交えて教えてもらおう。

本日3月2日から、ドキドキワクワクの国内女子ツアー2023年シーズンが開幕しました!

プロも、観戦する私たちも改めて確認しておきたいのは、改正された新ルールについてです。どんなに良いプレーをしても、ルールに背いてしまうとペナルティーがついてしまうので注意が必要です。

また2023年からは紙のルールブックが廃止され、デジタル化しているのも近代化を感じるポイントです。新ルールや動画が掲載されている“USGAゴルフルール”アプリのダウンロードで簡単にルールを確認することができます。

今回はイラストで、改定された5つのうち3つを確認してみましょう!

画像: 2023年新ルール、ちゃんと覚えてる?

2023年新ルール、ちゃんと覚えてる?

確認しよう新ルール! その①頻度⭐︎⭐︎⭐︎ 後方線上の救済の簡潔化

まずはペナルティーエリアや、アンプレアブルの処置にある後方線上の救済について。旧規定では基点からホールに近づかないように半円だった救済エリアが、新規定では1クラブレングス以内に変更されました。

以前はドロップしたボールが、基点から少しでもピン寄りに転がってしまったら再ドロップをしなければいけなかったルールが、新規定では後方線上に落ちた箇所からどの方向に転がっても1クラブレングス以内ならインプレーとなります。

画像: 救済からのドロップの際、どの方向に転がっても1クラブレングス以内ならインプレーとなった

救済からのドロップの際、どの方向に転がっても1クラブレングス以内ならインプレーとなった

慣れ親しんだ救済方法が変更されたので、しっかり確認しておきたい改訂ポイントです!

間違ったドロップの場合は無罰で再ドロップとなります。しかし正しくインプレーにされたボールを拾い上げて違うところからストロークを行った場合は、誤所からプレーしたことになり2罰打です。

ルールが分からなくて処置に困った場合は、2つのボールをプレーして委員会に報告しましょう。委員会にこの事実を報告しなかった場合、失格となってしまうので注意が必要ですよ!

その➁頻度⭐︎ 自然に動かされた球

救済を受けたボールが自然と動いて他のコースエリアやアウトオブバウンズに止まった場合は、元の位置にリプレースすることができるようになりました。

旧規定ではドロップしたボールが1度止まったあと、自然に動いてジェネラルエリアからペナルティーエリアへ転がっていった場合1罰打がついていましたが、新規定では罰なしでボールをリプレースできます。

画像: ドロップして一度止まったボールが再び転がってペナルティーエリアに入った場合、旧ルールでは1ペナだったが新ルールではノーペナでリプレースできるように

ドロップして一度止まったボールが再び転がってペナルティーエリアに入った場合、旧ルールでは1ペナだったが新ルールではノーペナでリプレースできるように

また、球をリプレースする場合はボールを取り戻せない場合などを除いては元のボールを使用しなければならないので、セットで覚えておきましょう!

その③頻度⭐︎ 損傷クラブを取り替える

滅多に起こらないですが、ラウンド中に損傷したクラブを取り替えることができるようになりました。

旧規定では他人や自然の力、人工物による破損の場合のみといった制限がありましたが、新規定では木から脱出やトラブルショットの際、シャフトが折れたりした場合にクラブを修復してバッグに戻すか、交換するといった選択ができるようになりました。

画像: 新ルールではショットの際のトラブルでクラブが破損した場合でも修復や交換ができるようになった

新ルールではショットの際のトラブルでクラブが破損した場合でも修復や交換ができるようになった

紳士淑女のスポーツであるゴルフでそんな姿は見たくないですが、プレーヤーの怒りなどによって故意にクラブを破損させた場合は、交換不可となります。

新ルールはしっかり確認しておくことが大切ですよ! 是非参考にされてください。

This article is a sponsored article by
''.