女子世界ランク1位のリディア・コーが本人にとって23年初戦となった欧州女子ツアーの「アラムコ・サウジレディスインターナショナル」で優勝を飾った。
画像: 昨季の米女子ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」で、当時婚約中の夫の前で優勝したコー(撮影/田辺安啓)

昨季の米女子ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」で、当時婚約中の夫の前で優勝したコー(撮影/田辺安啓)

最終日の17番でバーディを奪い接戦から抜け出したコーは、通算21アンダーで2位に1打差、L・トンプソンらの3位タイグループに2打差をつけ、世界ナンバー1の貫禄を見せつけた。

昨夏婚約を発表した彼女は12月30日、韓国ソウルの明洞大聖堂でフィアンセ、ジュン・チャン氏と挙式を挙げた。

チャン氏の父はヒョンデ(現代)カードおよびヒョンデコマーシャルの副会長兼CEO。

御曹司とのウェディングには大勢のツアー仲間が集結し、友人の前で永遠の愛を誓った彼女は、

「人としてゴルファーとして、より良くなるためのモチベーションを与えてくれる人」

と夫について語っている。

昨季の米女子ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に続きサウジでも夫の前で優勝を決めたコー。

「新婚旅行でたくさんゴルフをして、それがこの大会の良い準備になりました」

なんでも旅行中に8ラウンドし、ホールインワンまでマークしたのだとか。

「2週間のハネムーンで8ラウンドもプレーするなんて、そんなのバカげてると思っていたけれど、実際にやってみたら本当に楽しかった。一生に一度のハネムーンで最高の思い出ができました(笑)」

数々の最年少記録を打ち立ててきた元天才少女は26歳になり、今回通算26勝目を挙げた。

勝てなかった時期もあったが、再び技術を磨きメンタルを鍛えナンバー1に返り咲いた。

優勝賞金75万ドル(約1億円)を獲得し、

「世界が女子ゴルフを支持してくれているからこその賞金。このトレンドが欧米だけではなく他のツアーでも続いてほしい」

ちなみに4日間を通して上位争いを演じた畑岡奈紗はコーに6打差の単独8位。米女子ツアーでの開幕戦でもベスト5入りしており、今季も活躍が期待できそうだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年3月14日増刊号「バック9」より

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