強風が吹き荒れ、多くの選手がスコアを落としたアーノルド・パーマー招待の3日目。そんななか、「66」の好スコアで一気に2位タイに踊り出たのがビクトール・ホブランだった。
画像: 2022年のZOZOチャンピオンシップでは5位タイだったビクトール・ホブラン

2022年のZOZOチャンピオンシップでは5位タイだったビクトール・ホブラン

3日目終了後のインタビューでは「ティーショットがよく飛んだ。パー4の2打目はほとんどがウェッジでグリーンを狙えたので、グリーンを外したのは1回、いや18 番でわずかに外したのを入れれば2回だけだったよ」と語ったホブラン。

圧巻だったのは10 番388 ヤードのパー4でテーラーメイドのステルスプラスの3番ウッドでフェアウェイをとらえた311ヤードドライブ。

しかしあまりの飛びすぎに、キャディがクラブを調べたところ、ソールの"スピードポケット"と名付けられた合成樹脂の部分が内側にめり込んでいたことが判明。

これをホブランに伝え、オフィシャルを呼んだところ、「クラブを替えても良い」という返答。しかしクラブの変形でルールに抵触するかどうかについては正確には答えてくれなかったという。そのため、大事を取って3番ウッドの使用をやめたというホブラン。

米ゴルフウィーク誌によれば、それからが大変だったとか。テーラーメイド本社に電話して、同モデルのクラブヘッドを買いに約4キロ離れたところにあるPGAツアースーパーストアへ行き購入。

それから急きょシャフトの交換を行い、何とか最終日のティーオフに間に合わせたという。ホブランは最終組でスタート時刻は1時20 分だったため、練習場でテストする時間もあったのは不幸中の幸いかもしれない。

新しいクラブを気にしてか、最終日は75 を叩いて10位タイに終わったが、もし絶好調の3番ウッドを使い続けていたら結果はどうなっていただろう。もう一つ、スピードポケットの樹脂パーツを内側に押し込めば飛距離アップが狙える?

でもルールに抵触するし、クラブ破損につながる恐れだってある。しかしこれだけ飛ぶのであれば……いやいや。

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