今シーズンの初戦、西村優菜はドライバーをニューモデルのパラダイムへスイッチ。ソールに♦♦♦Sと入ったプロトタイプだが、沖縄での開幕直前、西村優菜に新ドライバーを中心に今シーズンのクラブセッティングについて話を聞いた。

ドライバーはパラダイム トリプルダイヤS プロトタイプ

「見た目が好きだったというのが一番大きいです。私は小ぶりなヘッドが好きなので、構えたときにいい感じだったのと、振り抜きがとてもよく、前に使っていたエピックよりもキャリーが3~5ヤード伸びてくれました」(西村優菜)

画像: にしむら・ゆな/2000年8月生まれ。大阪府出身。7歳でゴルフを始め、大阪商業大高校在学時にナショナルチームに入り、2019年プロ転向。通算6勝。出場試合は限られるが、今年からUSLPGAへ本格挑戦!

にしむら・ゆな/2000年8月生まれ。大阪府出身。7歳でゴルフを始め、大阪商業大高校在学時にナショナルチームに入り、2019年プロ転向。通算6勝。出場試合は限られるが、今年からUSLPGAへ本格挑戦!

「ミスヒットにも強い感じがあって、『これは期待できるな』と思わせてくれたんです。小ぶりでなおかつ、構えてヘッドを見たときに『つかまりそうだな』という印象が持てると使いたくなります」

「パラダイムのカーボン部分の湾曲した形状(ヘッド後部のライン)が『つかまりそう』というイメージを持たせてくれるんです」

西村優菜が使うパラダイムのトリプルダイヤS(♦♦♦S)プロトタイプは、未発売モデルで、ヘッド体積450ccの通常のトリプルダイヤよりも、さらにひと回り小ぶり。スピーダーNXグリーンは先端剛性を高めた強弾道系シャフト。

画像: パラダイム♦♦♦S(プロトタイプ)× スピーダーNX グリーン(50SR)

パラダイム♦♦♦S(プロトタイプ)× スピーダーNX グリーン(50SR)

「シャフトは去年の夏頃に替えたスピーダーNXのまま。ヘッドが替わっても違和感なくいけました。自分が思っている理想の弾道は、少し右に出てくれて、そこから返ってくる球筋です」

「球は高くないほうなので、言葉で表現するなら中弾道のドローということになりますね。高さはあまり出したくないんですが、スピン量は確保したい。そこが一番難しくて……」

ネックのカチャカチャでロフト9度を10度に!

「今、ロフト9度を使っていますが、(ネック調整の)カチャカチャで10度にして少し高さとスピン量を出すように調整したら、うまくハマってくれました」

「スピン量は2400回転がベスト。自然に打ってその数値が出ていて、思い描いたドローでしっかり飛んでキャリーも伸びているので、気に入っています」

3Wは、キャロウエイXR16フェアウェイウッド。パラダイムの3Wもテストしているという。

画像: XR16フェアウェイウッド × スピーダーNX(50R)

XR16フェアウェイウッド × スピーダーNX(50R)

「パラダイムの3Wを打ったときは衝撃的でした。やさしく見えるし、飛距離も出ています。アメリカのコースでは使う可能性高いです」

最終調整中らしく、開幕戦では使い慣れたXR16とスピーダーNX の3Wをチョイスした。

2本のウェッジは52度と58度のJAWSフォージド

ウェッジの52度と58度はJAWSフォージド。シャフトはアイアンにも挿しているMCIを挿す。

画像: 52度と58度。JAWSフォージドウェッジ × MCIシャフト(80S)

52度と58度。JAWSフォージドウェッジ × MCIシャフト(80S)

「リーディングエッジは丸いのが好き。真っすぐなのは刺さるイメージで、丸いほうが滑ってくれそうなので」

「前のウェッジは少し丸みを出すよう削ってもらいましたが、これは最初から丸みがあったので、もう、そのままです」

7Wと9Wは、長年使っているグレートビッグバーサのまま。

「165~185ヤードを打つ2本は一番使うクラブで大事ですし、とても気に入っているので、なかなか替えられないんです」

シャフトのスピーダー569EV-Ⅲとともに使い続けている西村優菜の武器のようだ。

パターは角マレットタイプの、ホワイトホット バーサ SEVEN S。

画像: ホワイトホット バーサSEVEN S

ホワイトホット バーサSEVEN S

「(トリプルトラックの)ボールの線とバーサの線を真っすぐ見られるので構えやすく打ちやすいんです。キャロウェイの本社でテストしたら、アライメントのズレが0度でびっくりして、『もう、これを使うしかない』と決めました」

ボールはクロムソフトXトリプルトラック。「好みの軟らかな打感で、スピンが安定して入ってくれるボールです」

西村優菜の米国本土挑戦がいよいよ始まる。これらのクラブを携えて、3月23日からのドライブオン選手権に出場予定だ。

新旧キャロウェイで組む14本
1W/パラダイム ♦♦♦Sプロトタイプ(10度)・スピーダーNXグリーン(50SR)
3W/XR16フェアウェイウッド(15度)・スピーダーNX(50R)
5W/エピック スピード フェアウェイウッド(18度)・スピーダーNX(50R)
7W/グレートビッグバーサ フェアウェイウッド(21度)・スピーダー569EV-Ⅲ(SR)
9W/グレートビッグバ―サ DIVINE NINE(24度)・スピーダー569EV-Ⅲ(SR)
6U/GBB エピック スター ユーティリティ(26度)・MCH(60R)
6I~PW/Xフォージド スター・MCI(70R)
AW/JAWSフォージド(52度)・MCI(80R)
SW/JAWSフォージド(58度)・MCI(80R)
PT/ホワイトホット バーサ SEVEN S(3度)
※スペックは編集部調べ(3月7日時点)※ネック調整で1Wは9→10度に変更

※週刊ゴルフダイジェスト2023年3月21日号より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa)

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