先日開催されたジャパンゴルフフェアでは、関連団体によるセミナーも開かれていた。そこでは、Z世代による興味深い議論が展開されていて……。
画像: 若者や新たな競馬ファンを開拓したと言われる競走馬育成ゲーム『ウマ娘プリティーダービー』(画像はプレスリリースより引用)

若者や新たな競馬ファンを開拓したと言われる競走馬育成ゲーム『ウマ娘プリティーダービー』(画像はプレスリリースより引用)

一般社団法人大学ゴルフ授業研究会は、シンポジウム「Z世代の本音を徹底分析 年間のべ10万人の大学生が『ゴルフ授業』を選択するワケ」を開催。

同会は、大学の一般教養科目の体育授業でゴルフを担当する教員を対象に研究を行っている。

全国約580大学で体育授業に取り入れられているというゴルフ(2014年同会調べ)。

だが実態は9割以上が学内のグラウンドや体育館での授業という形で終わっている。

ゴルフの授業を選択した年間10万人の大学生に、どうすればゴルフを続けてもらえるかを考える討論会となった。その一部を抜粋しよう。

石井涼太氏はゴルフを始めた際、高額な費用とクラブ本数が多すぎて選べないという問題に直面。

そこで「ゴルフのハードルを下げたい」と会社を設立。

プレーは3ホール、クラブも5本に絞り、TシャツにGパン、スニーカーで回れる「ゴルジーゲーム」をゴルフの1歩手前のカルチャーとして広げる活動を行う。

ゴルフ関連のガラスコーティングを手がける富山裕貴氏は、タイパ(タイムパフォーマンス=時間節約)を重視するZ世代の思考に注目。

「ゴルフだけに使う時間がもったいないのであれば、ショッピングなど一緒に他のこともできる環境を整えれば、もっとゴルフに行く人が増えるのでは」

学習院大学1年の松浦桃花さんはゲームの活用を提案。

「流行っている『ウマ娘』というゲームをきっかけに、今まで競馬に関心のなかった若い人たちが競馬場に行ってみようという流れができている。ゴルフもゲームと関連づけると効果は高いのでは」

Z世代をゴルフに引き込むには、従来とは異なるアプローチが必要なようだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月4日「バック9」より

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