「お金を理由にPGAツアーからLIVに“亡命"する選手がいるのはわかる。ただ、彼らがツアーを批判するのは許せない」というカプルスは、ライダーカップのチームメイトで長年の友人P・ミケルソンについて、「史上最高のゴルファー10人のひとり」であると認めながらも、LIV参戦については「イカれている」と一刀両断。
「52歳で毎回74、75 を叩く彼に2億ドルを払ったなんて滑稽そのもの。神のご加護がありますように」と皮肉を込めた。
カプルスと同じエージェントに所属する26歳のW・ザラトリスがLIV側から約170億円の移籍金を提示されていたことも暴露。「お金は戦う目的ではない。彼がオファーを蹴ったのは素晴らしい」。
普段から「メジャーで勝つためにここにいる。全米オープンの賞金がたとえ10万ドルでも出る」と公言する後輩を称賛した。
彼はまた、「他のところ(LIV)に行くのが待ちきれない」と言ってツアーを離脱したS・ガルシアを「ピエロ」呼ばわり。
C・スミスが「LIVなら故郷の仲間の結婚式や誕生日会に行ける」と発言したことに対し、「笑わせるね。子供と孫ら40人の記念日をひとつも逃さなかったJ・ニクラスがいるのに」と両断した。
2シーズン目の今年、CWネットワークがLIVの試合の放映を開始したが、カプルスは「3回くらい見たけれど面白くなかったからすぐ消した」。
これらの発言についてガルシアは「あのカプルスなので、言いたい放題でも許される。でも彼の人生は彼の人生。僕の人生は自分のもの」と大人の対応。
マスターズではカプルスとミケルソン、ガルシアらが一堂に会することになる。どんな騒動が起きるか目が離せない。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月11日号「バック9」より