例年は1週間前にならないと発表されないマスターズのチャンピオンズディナーのメニューが、今年は3週間前にマスターズの公式ツイッターで公開された。前年覇者スコッティ・シェフラーが選んだのは？
「とても美味しそう」と米メディア各社が報じたのは、シェフラーの故郷テキサスの伝統料理を含むコース。
前菜にチーズバーガースライダー（ハンバーガーのミニチュア版）とファイヤークラッカーシュリンプ（春巻きの皮を使った海老の揚げ物）。
テキサスのお隣メキシコ名物トルティーヤスープが続き、メインはテキサス牛のリブアイステーキまたはケイジャン料理のブラッケンド・レッドフィッシュ（スパイシーなBBQ料理）からお好みで。
付け合わせはマッケンチーズ、ハラペーニョを利かせたコーン、芽キャベツ炒めとフライドポテト。
締めのデザートはスキレットで作った温かいチョコレートチップクッキーにアイスクリームを添えて。
世界ランク1位のシェフラーはこのメニューを妻メレディスさんの協力のもと決めたと言い、「妻はとてもクリエイティブ。自分はセンスがないので助けてもらった」。
昨年は松山英樹が寿司と焼き鳥の前菜に和牛ステーキなど和食をメインにもてなし、参列者から「これまでで最高のディナーだった」と絶賛されたが、今回のメニューも「Ａプラス」の評価。
難題はP・ミケルソンやD・ジョンソン、S・ガルシア、P・リード、B・ワトソン、C・シュワーツェルらLIVゴルファーの優勝経験者が参加する初めてのチャンピオンズディナーだということ。
席順に苦慮しているようで、以前は「（LIV入りした）バッバ（・ワトソン）には特別にお一人様用テーブルを用意するよ」と冗談を言っていたシェフラーだったが、「個人的な意見は横に置いて、ただ楽しい夜を過ごしてほしい」と切なる願いを口にした。
「ただ楽しい夜を過ごしてほしい」と、22年マスターズ優勝のスコッティ・シェフラー
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月11日号「バック9」より
