パラダイム♦♦♦は450ccのヘッドで操作性とやさしさ共存
ドライバーは長く愛用していたエピック スピード プロトタイプからニューモデルのパラダイム♦♦♦へスイッチ。450ccの少し小ぶりなヘッドで、やさしさと操作性が共存するモデル。
「新作のパラダイムシリーズのドライバーを打った印象は、とにかく初速が速くて、なおかつミスヒットに強いこと。フルサイズの大きなヘッドから小さいヘッドまでたくさんの種類があり、どれも打ちやすかったのですが、シャープな見た目のパラダイム♦♦♦ドライバーを選びました」(上田)
「アドレスを取るとヘッド上部ののカーボンクラウンと(フェース側の)マットな部分のコントラストがはっきりしていて、フェースをターゲットに合わせやすい点も気に入っています」
シャフトは前モデルでも挿していたツアーADのPT-6をそのまま転用していることからもヘッドとの相性の良さがうかがえる。
昨年のフェアウェイキープ率62.8%から今季71.4%と10%近く上昇している。
ネック調整はスタンダードのままだが、ヘッド前方のウェイトは、通常の2グラムではなく7グラムを装着。重心位置を前寄りにして、より強い弾道を狙っているようだ。
ニューパターは直角三角形ネックのTRI-BEAMダブルワイド
続いて、新たなパターは、オデッセイTRI-BEAMダブルワイド。直角三角形のネックがヘッドを強力に支えているためブレードタイプながら打点ブレに強い点が特徴。
上田が使うダブルワイドは、ブレードの幅自体がワイドで、安定感をさらにアップさせたヘッド。「ヘッドの据わりが良く構えやすいのが一番。ヘッドもブレにくく、やさしく打てる印象です」
ネック形状は直角三角形だが、ボールに向かってアドレスをすると三角形がシャフトに隠れるため、通常のブレードパターと同じイメージでストロークできる。フェースは軟らかな打感でプロに人気のホワイトホットインサート。
3W・5WはXホット プロ。2016年から使っているので8年目。「フェアウェイウッドも据わりが良くて小ぶりなヘッドが好み。アイアンのようにターフを取るイメージで打てるんです」とは、2017年当時の使用コメント。
6IからPWは、APEXアイアンにN.S.プロ950GHのシャフト。このアイアンも2016年モデルで8年目。今季のバーディ数、1ラウンド平均4.4個は、現在ツアートップ(4月5日時点)。
ウェッジは50・54・60度の3本。60度ウェッジは新しいJAWS RAWで、JAWSフォージド(2021年モデル)からのスイッチ。50度と54度は引き続きXフォージドを使用している。
ボールは引き続きクロムソフトX。キャロウェイのツアーボールには、クロムソフト、クロムソフトX LSと3モデルあるが、上田桃子が使うクロムソフトXは、打感・スピン量・飛距離のミドルバランスタイプで、同契約の西村優菜、河本結もXを使用中。
悔しい試合もあったが、それを糧に早い時期の今季1勝目に期待だ。
最新モデルから‟8年モノ”まで
1W/キャロウェイ パラダイム♦♦♦ドライバー(10.5度)・ツアーAD PT-6(SR)
3W・5W/キャロウェイ Xホット プロ 2013年モデル(15度・19度)・ツアーAD PT(50SR)
4U/タイトリスト816 H1(23度)・ツアーAD U(SR)
5I/キャロウェイ APEX DCB・ダイナミックゴールド95(S200)
6I~PW/キャロウェイ APEX 2016年・N.S.プロ950GH(SR)
AW/キャロウェイ Xフォージド(50度・54度)・N.S.プロ950GH(SR)
LW/キャロウェイ JAWS RAW(60度)・ダイナミックゴールド95(S200)
PT/オデッセイ TRI-BEAM ダブルワイド(3度)
BALL/キャロウェイ クロムソフト X
※スペックは編集部調べ(4月5日時点)
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月11日号より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki)