日本中を沸かせたWBC決勝でアメリカ最後の打者となったマイク・トラウトは、大谷翔平のチームメイト。そのスーパースターが先日、故郷のニュージャージー州に、タイガー・ウッズ設計のゴルフ場を建設する計画を発表した。
トラウトは高校生の頃から父親のジェフさんと練習場に通うほどのゴルフ好きで、プライベートハンディは7~8。ドライバーショットは平均330~360ヤードに達する飛ばし屋。実際、その剛腕ぶりは3年前に話題となった。
故郷にゴルフ場を持つのは以前からの夢だったが、コロナ禍の影響により、2ホールほどで造成工事がストップしたコースの情報をキャッチ。そして今回の取得に至ったという。
設計を担当するのは、タイガーと彼の設計会社であるTGRデザイン。これまで二人に面識はなかったが、トラウトは、「僕はタイガーのファンだったからオファーしてみたら、話が上手く進んだ。彼が現地に来て気に入ってくれたんだ」と興奮のコメント。
一方のタイガーも、「僕はいつもマイクのプレーを見ていたから、彼と一緒に仕事ができるチャンスは見逃せなかった」と“相思相愛"を明かしている。
ゴルフ場名は「トラウトナショナル・ザ・リザーブ」で開場は25年。レストラン、宿泊施設等を備える計画だ。
タイガーのゴルフ場設計といえば今年2月、ユタ州に「マルセラクラブ」という総距離8000ヤード超のコースを手掛けることを発表したばかり。
また先週は、今季までメキシコのエル・カマレオンGC(G・ノーマン設計)で開催されてきたワールドワイドテククノロジー選手権が、来季はタイガーが設計したエル・カルドナルに会場を移すことが発表された。
エル・カマレオンは2月にLIVゴルフの今年初戦が開かれ、米ツアーの日程から外されるだろうと言われていた。設計家タイガーの活躍が目立つシーズンになるかも。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日号「バック9」より