15歳から79歳のドライバーショット約2000万回を分析
20年から21年にかけてアーコス・キャディを使用した15歳から79歳のゴルファーによる約2000万回のドライバーショットを分析したところ、最も飛ばしているグループは年齢が20代でプラスハンディの層となり、平均飛距離は274ヤード。一方、最も飛ばないグループは70代・HC30以上の層で、平均157ヤードだった。
「全体的な傾向としては、年齢を重ねるほど飛ばなくなり、その分フェアウェイキープ率が高くなる」と同社。
またUSGAによれば米国男子アマのハンディキャップの平均は14.1となり、この層を見てみると20代で237ヤード、30代で234ヤード、40代で225ヤード、50代で216ヤード、60代で205ヤード、70代で194ヤードということになる。
30代と70代ではちょうど40ヤードの開きがあるが、それでもハンディが同じ理由は、30代のフェアウェイキープ率が40%なのに対し、70代は56%と高いことも大きく関係しているだろう。
平均90前後で回るゴルファーならば、30代で平均212ヤード、40代で205ヤード、50代で196ヤード。60代で184ヤード。これらの数字を単純に考えると、やはりドライバーの飛距離はスコアに大きく影響するということだろうか。
米国の男子アマチュアゴルファーの平均のハンディが14.1ということは、平均スコアは86前後ということになるが、自身と照らし合わせるとどうだろう。
もちろん環境や身体的な違いもあるだろうが、そもそも計測器を持っているゴルファーは比較的上級者が多いはず。平均値より低いからといって、くれぐれも自信をなくさないように…。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日号「バック9」より